今後のMCUに直結!「ロキ」最終話、あのキャラ登場はマーベルの計画通りだった
14日に最終話が配信されたマーベルドラマ「ロキ」のケイト・ヘロン監督が、最終話で初登場したキャラクターや、新たな監督を迎えて製作されるシーズン2について、各国メディア向けの合同インタビューで語った。(以下、最終話までのネタバレを含みます)
本作は、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で四次元キューブを持ち去ったロキ(トム・ヒドルストン)のその後を描いたドラマシリーズ。時間の流れを守る組織TVAに捕われたロキは、自らが改変した現実を元に戻す任務を命じられ、組織のエージェント・メビウス(オーウェン・ウィルソン)と共に新たな冒険へと繰り出す。
最終話「とわに時を いつでも」では、ロキと彼の変異体シルヴィ(ソフィア・ディ・マルティーノ)が、時の終わりで全ての黒幕・在り続ける者と対面。同キャラクターを演じたのは、『アントマン』シリーズ第3弾『アントマン・アンド・ザ・ワスプ:クワントゥマニア(原題) / Ant-Man and The Wasp: Quantumania』(2023年2月17日全米公開)で征服者カーン役を務めるジョナサン・メジャースだ。
ジョナサンが演じた在り続ける者は、カーンの変異体であると改めて説明したケイト監督。「ロキたちが時の終わりまで行き在り続ける者に出会うということは、すでにストーリーの中にあった。だから、私が参加した時、そのキャラクターを紹介することになることは知っていたの」と『アントマン』第3弾に先駆けてカーンの変異体をマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に登場させることは、マーベル・スタジオの計画通りであったと明かす。
変異体カーンの登場について、ケイト監督は「MCUに次に何がやってくるかという、楽しいイントロダクションみたいなもの」と表現。「ファンのみなさんが、すでに『おぉ、これはカーン?』と言っているのを見るのはとても楽しかった」と今後のMCUにつながるサプライズの成功を喜んでいた。
サプライズといえば、最終話のエンディング中にシーズン2の製作決定が発表されたことも話題に。しかし、シーズン1を手がけたケイト監督は続投せず、シーズン2は新監督を迎えて製作されることになる。「私はずっと、1シーズンだけやる予定だったの」と明かした監督は、マーベルや製作陣に改めて感謝しつつ、「次にやってくる誰に対しても、私のアドバイスは『思い切ってやって』『もっと奇妙に、もっと大きく、もっと大胆に』ということ。彼らが(シーズン2で)どんなことをやるのか楽しみにしているわ」と新たな監督に期待を寄せた。(編集部・倉本拓弥)
「ロキ」はディズニープラスにて全話独占配信中