菅田将暉&永野芽郁『キネマの神様』2人の淡い恋の行方を匂わす本編映像が公開
沢田研二と菅田将暉がダブル主演を務める映画『キネマの神様』(8月6日公開)から、菅田演じるゴウと永野芽郁演じる淑子が、隠しきれないお互いの想いを交わす本編映像が公開された。
本作は、原田マハの小説を名匠・山田洋次監督が映画化。ギャンブル漬けで借金まみれの現在のゴウ(沢田)と、映画制作に全身全霊を傾けて夢を追いかける若き日のゴウ(菅田)の姿を映し出し、映画の神様を信じ続けた男と、その家族に起こる奇跡の物語を描く。松竹映画100周年を記念して製作された。
公開された本編映像では、2人きりの食堂ふな喜で向き合うゴウと淑子の姿が映し出される。ゴウの手元にある封筒は淑子に贈られたラブレターのようであり、送り主についてよく知っていると思われるゴウが淑子へ勧めている。だが、首を横に振り、見つめながら言いよどむ淑子の様子から、動揺を隠しきれなくなり背を向けるゴウ。ふと、何かに気づいたかのように向き直すと、淑子がいじらしい表情で「バカ、鈍感」と放つ。懐かしくて、いじらしい、少しのむず痒さすら感じさせる2人の淡い恋の行方が楽しみになるシーンとなっている。
今作が3度目の共演となる菅田と永野。菅田は「永野さんは誰よりも集中力があるから、お芝居をするときに楽しいんですよね。(教師と生徒役だった)前回は立場がはっきりしていたんですが、今回は対等にやれた感じが楽しかったです」と共演を振り返り、永野も「すごく心強くて、お互いフラットで、お話するときはするし、しないときはしないしという、そういう関係性がゴウちゃんと淑子と似ている感じがあってすごく居心地もよかったですし、お芝居もやりやすかったです。菅田さんでよかったなと改めて思いました」と互いに強い信頼関係で挑んだ芝居だったことを明かしている。(高橋理久)