磯村勇斗が甘くささやく『Summer of 85』MVが公開
フランスの鬼才フランソワ・オゾン監督の最新作『Summer of 85』(8月20日公開)より、俳優の磯村勇斗がナレーションを務めた本作のミュージックビデオが公開された。
【動画】磯村勇斗のナレーション入り『Summer of 85』MV
本作は、イギリスの作家エイダン・チェンバーズが1982年に発表した青春小説「おれの墓で踊れ」を原作にしたラブストーリー。1985年の夏、北フランスの海辺の町を舞台に、16歳のアレックスと18歳のダヴィドのはかなくも美しい恋を描く。オーディションで選ばれたフェリックス・ルフェーヴルとバンジャマン・ヴォワザンが、運命的な出会いを果たす二人にふんしている。
今回公開された映像は、アレックスとダヴィドが過ごしたかけがえのないひと夏を、劇中曲にあわせて振り返ったミュージックビデオ仕立てのもの。その中で、少年アレックスの繊細な心情をナレーションで表現する磯村。映画でのナレーションは今回が初挑戦という磯村は「普段は全身を使って芝居をしていますが、繊細なニュアンスを声だけで表現することはとても難しかった」と収録について振り返った。そして、「美しく切り取られた、アレックスとダヴィドの初恋を邪魔したくないと思いながら臨みました」とナレーションに込めた想いを明かした。磯村の甘くささやくようなナレーションが、アレックスとダヴィドのひと夏の恋をより一層切なく盛りあげている。(今井優)