暴かれるアメリカの闇…『モーリタニアン 黒塗りの記録』予告編が公開
ジョディ・フォスター、タハール・ラヒム、ベネディクト・カンバーバッチが共演する映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』(10月29日公開)の予告編映像が公開された。
本作は、アメリカ同時多発テロ事件の首謀者の一人として拘束されたモハメドゥ・ウルド・スラヒによる手記をもとにした社会派ドラマ。アメリカ同時多発テロの容疑者として、キューバにあるアメリカ軍のグアンタナモ基地に収容されていたモーリタニア人のモハメドゥ(タハール)の弁護を引き受けた弁護士のナンシー・ホランダー(ジョディ)たちは、真相解明のため調査を開始し、軍の弁護士であるステュアート中佐(ベネディクト)と相対することになる。
公開された予告編映像は、弁護士のナンシーと助手のテリー(シャイリーン・ウッドリー)がアメリカ同時多発テロの勧誘担当者だったといわれるモハメドゥが収監されているグアンタナモ収容所を訪ねるところから始まる。3年間拘束され、無実を訴えるモハメドゥの代理人になるナンシー。一方、テロの再発を恐れるアメリカ合衆国はモハメドゥを必ず死刑に、とステュアート中佐に厳命する。
そこから真実を明かすべく双方の戦いが始まるが、政府から与えられた資料は多くが黒塗りで塗りつぶされ、真相が掴めない。ナンシーは政府が証拠の提示を拒んでいると疑い、ナンシーの助言によりモハメドゥはアメリカ合衆国を訴える。同時にステュアートも自分の知らないところで陰謀が動いていると困惑する。そして、ナンシーは「真実を知らないと弁護できない」とモハメドゥに訴えるが……。
本作の監督を務めたのは『ラストキング・オブ・スコットランド』『消されたヘッドライン』などのケヴィン・マクドナルド。ほかキャストには『シャザム!』などのザカリー・リーヴァイなどが名を連ねている。(編集部・大内啓輔)