北村有起哉、連ドラ初主演で“ムショぼけ”の元ヤクザに！企画プロデュースは藤井道人
北村有起哉が10月スタートの新ドラマ「ムショぼけ」（ABCテレビ・テレビ神奈川）で連続ドラマ初主演を務めることが明らかになった。
ドラマ「ムショぼけ」は、獄中生活を12年間送り、元ヤクザ最高幹部から小説家へ転身した沖田臥竜の同名小説をもとにした任侠コメディー。ムショぼけとは、長年の刑務所暮らしによって社会と閉鎖された生活を送った者が、出所後に世の中の環境の変化やスピードの速さについていけない現象のこと。ドラマでは、沖田の波乱に満ちた自伝的体験をベースに、北村がムショぼけ状態にある元ヤクザの主人公を演じることになる。
プロデュースを務めるのは、映画『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』などの話題作を手掛けてきた藤井道人。『ヤクザと家族 The Family』では沖田も所作指導を務めており、今作でも監修を担当している。
作品の舞台は人情味あふれる関西きっての下町・尼崎。撮影は今年6月にオール関西ロケが実施され、おなじみのスポットも多数登場するという。北村は全編関西弁に挑戦し、ささやかな日常を取り戻すべく、懸命に生きる40代の元ヤクザを等身大の演技で表現している。（編集部・大内啓輔）
ドラマ「ムショぼけ」はABCテレビ（関西）にて10月3日（日）よる11時55分スタート
テレビ神奈川（関東）にて10月5日（火）よる11時00分スタート
※ABCテレビでの放送終了後、TVer・GYAO!にて見逃し配信あり
コメント
・北村有起哉（主演）
この歳になって、初めて連続ドラマの主役をやらせていただくことになり、恐縮さと気合いが入り乱れております。元ヤクザが14年という長い刑期を終えて、まっとうな社会に居場所を見つけ出そうと奮闘する日々。浦島太郎のように、時代の流れに面食らいながらも、この主人公は喜怒哀楽をストレートに曝け出し、家族に支えられながら、なんとかしがみついていきます。クセのあるヒトしか出てこない尼崎ワールド！ とくとご堪能くださいませ。
・藤井道人（企画プロデュース）
映画『ヤクザと家族 The family』でご一緒したときから「いつか沖田先生の小説をドラマ化したい！」という願いが今回叶って感無量です。映画では描けなかった「ヤクザ」という人間の細かな生態を沖田先生がユーモアたっぷりに描いてくれています。「ムショぼけ」は「人がやり直す」という事について描いたドラマだと思っています。不寛容なこの社会の中で、もがきながらも奮闘していく北村有起哉さんをどうぞお楽しみに。