市川実和子、松村沙友理、徳永えりが出演!『ずっと独身でいるつもり?』追加キャスト
田中みな実の初主演映画『ずっと独身でいるつもり?』(11月19日公開)に、市川実和子、松村沙友理、徳永えりらが出演することが明らかになった。
おかざき真里の同名漫画を基にした本作は、10年前に執筆したエッセイによって一躍有名作家になるも、続くヒット作を書けずに迷走中の主人公・本田まみ(田中)が、「ずっと独身でいるつもり?」という周囲の声に傷つきながら、小さな一歩を踏み出す姿を描く。メガホンを取ったのは『おいしい家族』『君が世界のはじまり』などのふくだももこ監督。
追加キャストとして出演が発表された市川実和子が演じるのは、まみが以前出版したエッセイの愛読者である由紀乃。独身である自分の生活に誇りを持ちながらも、周囲の視線や元彼の存在に振り回される由紀乃について、市川は「主人公のまみや、美穂と対照的な存在に描かれています。全然キラキラなんかしてないし義務的に、いわゆる『女子』を保っている、というか。伸び伸びと、人に見せない女の裏側を演じることができました。その空気を楽しんでもらえたら嬉しいです」とアピールした。
松村沙友理は、ギャラ飲みやパパ活など華やかな世界で生きながら、若さを失うことに怯える美穂役で出演。美穂は「原作にはいないキャラクター」だと説明した松村は、「私にとって美穂は身近とは言い難い世界の子で、どう演じていいのか悩みました。ふくだ監督とお話ししたときに、『私は美穂のことを笑ったり馬鹿にしたくない。一人の女性がどうやって生きているかをきちんと描きたい』とおっしゃっていたのがとても印象的でした」と監督の言葉を振り返った。
一方、徳永えりは、丁寧な暮らし系インスタグラマーとして人気を集めるも、自分らしさを失っている生活に悩む彩佳役を担当。本作の脚本を読んだ時に「とあるインタビューで、30代に突入した直後『好きなタイプは?』という質問から『結婚は考えてますか?』と具体的な質問にあからさまに変わったことに私は衝撃を受けました。どうして女性は、30代になると周囲から『結婚』の圧力をかけられるのだろう。そしてこれは、いつまで続くのだろう」と感じた経験を思い出したそうで、「彩佳は、きっと側からみると幸せに見えるし、本人も幸せであることを自覚しています。だけどやっぱり何かが足りなくて、寂しくて。演じる際はその何かを明確にはせず、物足りなさを抱えたままお芝居をしようと臨みました」と役づくりについて語った。
さらに、稲葉友、松澤匠、山口紗弥加、藤井隆、橋爪淳、筒井真理子という多彩なキャストが集結。あわせて、場面写真も公開となった。(須田璃々)