『ソウ』新章、サミュエル・L・ジャクソン登場の本編シーン公開
人気スリラー『ソウ』シリーズの新章となる映画『スパイラル:ソウ オールリセット』(9月10日公開)から、サミュエル・L・ジャクソンが登場する本編シーンが公開された。
本作では『ソウ』の過去シリーズと関係する登場人物は一新され、殺人鬼ジグソウの後継者を巡る物語をリセット。ジグソウを凌駕する新しい猟奇犯が現れ、捜査に当たる刑事たちを追い詰めていく。監督は『ソウ2』『ソウ3』『ソウ4』でメガホンを取ったダーレン・リン・バウズマン。製作総指揮も兼任するクリス・ロックが主人公の刑事ジークを演じ、マックス・ミンゲラ、マリソル・ニコルズ、サミュエル・L・ジャクソンらが共演する。
サミュエルが演じるのは、伝説的刑事として名高いジークの父・マーカス。今回披露された本編シーンは、ジークの部屋で展開する親子の会話シーン。鍵をかけたはずの自宅のドアが開いていたことから、ジークが銃を構える緊迫の場面から始まり、「父親に銃を向けるのか? お前をぶっ殺したかも」と居座っていたマーカスがジークを威圧。しかし本音は、息子を心配して様子を見に来たようで「“ジグソウ模倣犯”か。手ごわいな」と息子に寄り添う優しさを見せるという風格たっぷりなシーンだ。
「僕はサミュエル・L・ジャクソンと親子の役を演じたわけだけど、うまくいったんじゃないかなと思う。年齢的にもね」と語るクリス。サミュエルについて「凄い所は、撮影現場で会って10秒後には、もう役に入っている。またサムの台詞には説得力があるんだ。それほど素晴らしい俳優ってことだよね。作品をひとつ上のレベルに引き上げてくれる力がある。サミュエル・L・ジャクソンが出てくると、本物の映画を観ている気持ちにさせてくれるんだ」と絶大な信頼を寄せている。(清水一)