ドニー・イェン『ジョン・ウィック』第4弾はどのハリウッド映画より最高の体験
キアヌ・リーヴス主演の人気アクションシリーズ『ジョン・ウィック』第4弾に出演するドニー・イェン。アジアを代表するアクションスターとして、過去にもハリウッド映画に出演してきた彼だが、同作での経験は、そのなかでも最高の体験になっているとColliderに語っている。
キアヌふんする裏社会最強の殺し屋、ジョン・ウィックの壮絶な戦いを描く本作。シリーズ第4弾でドニーは、ジョンの旧友で、彼と共通の敵を持つキャラクターを演じるといわれている。Colliderの動画インタビュー内で、満を持してのシリーズ参加について語り出したドニーは、メガホンを取るチャド・スタエルスキ監督とキアヌに「最大限の賛辞を伝えたい」と感謝する。
「彼らは本当に素敵で紳士的な、大きな心を持った男たちだ。キアヌは素晴らしい魂を持った良い人だし、チャドもまた深い知識を持った善人。人は彼のことを素晴らしいアクションの専門家だと思っているが、それだけではなく、映画を理解した司書のような人物であり、何をするべきなのかわかっている。この仕事を通じて、これまでのどのハリウッド作品よりも最高の時間を彼らとすごしているので、感謝の気持ちを伝えたいんだ」
ドニーはこれまで、『ハイランダー/最終戦士』(2000)に出演し、ギレルモ・デル・トロ監督の『ブレイド2』(2002)では、アクションの振り付け等も兼任。また近年は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)、『トリプルX:再起動』(2017)、『ムーラン』(2020)への出演など、ハリウッドにもますます活躍の幅を広げている。
『ジョン・ウィック』を手がけるスタエルスキ監督は、スタント出身の武道家でもあり、キアヌのスタントダブルを務めた『マトリックス』(1999)で仕事をした、香港映画界の重鎮ユエン・ウーピンの影響から、アクションチーム 87eleven Action Design (87イレブン・アクション・デザイン)を作った人物。ドニーが共に仕事をするうえで、このうえない監督といえそうだ。
『ジョン・ウィック』第4弾にはドニーのほか、真田広之や日本出身のシンガーソングライターであるリナ・サワヤマ、ビル・スカルスガルド、クランシー・ブラウンらの出演が報じられている。(編集部・入倉功一)