ジョニー・デップ&ビル・ナイが再共演で熱演を披露!『MINAMATA-ミナマタ-』本編映像
ジョニー・デップが主演を務める映画『MINAMATA-ミナマタ-』(9月23日公開)より、ジョニーとビル・ナイの共演シーンを切り取った本編映像が公開された。
本作は、日本における水俣病の惨事を世界に伝えたアメリカの写真家ユージン・スミスの日本での取材を描く人間ドラマ。1971年から1974年の3年間にわたり、水俣で暮らしながら公害に苦しむ人々の日常と、闘いの日々を撮影した写真家の姿が描かれる。『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』などの製作を務めたアンドリュー・レヴィタスが監督を手掛け、ジョニーとともに真田広之、國村隼、美波、加瀬亮などが出演する。ジョニーは製作も務めている。
今回公開されたのは、ユージンが「LIFE」誌に突撃するシーンを切り取った本編映像。水俣病のことを知り、その重大さに気がついたユージンは編集長ロバート・ヘイズ(ビル・ナイ)を訪れて「特集記事を」と迫るも、水俣での撮影を要求するユージンに対して、ロバートは「私が許すと?」と慎重な姿勢を変えようとしない。激しい口論の末、最後にはユージンが「断ればバカだ」と言い捨て、ロバートがと半ば諦めの表情でなだめる。単なる写真家と雑誌の編集長という関係性にとどまらない二人の信頼関係をうかがわせる一場面となっている。
ここで熱演を披露しているジョニーとビルは大ヒット映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでも共演。ジョニーが海賊ジャック・スパロウを、ビルがイカ足のような髭で覆われている幽霊船の船長デイヴィ・ジョーンズをそれぞれ演じている。昨年のベルリン国際映画祭の記者会見で、ビルは「ジョニーとは以前に、イカの役で仕事をしたことがありました」と語り、ジョニーもすかさず「素晴らしいイカだった」というユニークな掛け合いの場面もあり、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(2007)以来、13年ぶりとなる共演に注目だ。
あわせて公開された場面カットでは、水俣の写真を広げて思い悩むロバートと、彼の機嫌を取るように肩を揉むユージンの姿や、真剣な表情で話し込んでいる二人のシーンの姿が捉えられている。(編集部・大内啓輔)