『何食べ』内野聖陽、西島秀俊とのラブラブ自撮り映像に自信!
俳優の西島秀俊と内野聖陽が6日、都内で行われた『劇場版「きのう何食べた?」』完成報告会に出席し、京都の街中での仲睦まじい自撮りシーンは監督からほぼ丸投げでキャストが撮影した映像であることを明かした。
本作は、累計発行部数815万部(電子版含む)を突破したよしながふみの人気コミックを実写化したドラマの劇場版。弁護士の筧史朗(西島)と美容師の矢吹賢二(内野)のカップルの穏やかな日常を揺るがす出来事が描かれる。この日のイベントには、山本耕史、磯村勇斗、松村北斗(SixTONES)、中江和仁監督も参加した。
劇場版には、京都旅行で史朗と賢二がラブラブしているシーンが登場する。西島が「スマホでお互いが自撮りしたのですが、ほぼ僕らに丸投げだったんです」と裏話を披露すると、内野も「本当に丸投げだったよね」と追随。中江監督は「内野さんがどう動いて撮るか分からなかったので、(スタッフが周りにいると映像に映ってしまう可能性があったため)スタッフが近くにいられなかったんです。だから二人だけで京都の街に出てもらったんです」と意図を説明した。
内野は、実際戸惑うことも多く、撮影した映像にも指が入ってしまうなどダメ出しもたくさんあったという。それでも内野は「観光客が少なく撮影はスムーズでした」と明かすと「僕は賢二の扮装をすると、西島さんがシロさんに見えてくるので、ラブラブな人と京都に来たという感じになって、素敵な西島さんを撮りました」とファンの期待をあおっていた。
劇場版の注目ポイントを聞かれた内野は「普段は賢二の方が乙女心担当で、嫉妬などは賢二がしていましたが、今回はシロさんが嫉妬します」と述べる。続けて内野は「個人的に西島さんが嫉妬する姿が、とても笑えました」と愛ある眼差しで見つめると、西島も「可愛い男の子(松村演じる田渕)がライバルなので嫉妬しました」と悩ましい表情を浮かべていた。
深夜ドラマからスペシャルドラマ、劇場版と進んできた本作。内野は「原作のファン、実写を観てファンになった方たちの応援によって、ここまで成長させてもらえてありがたいです」と感無量な表情を見せると、「映画だからと気負うことなく、ドラマ版で描かれた日常の幸せや、繊細な気持ちを描いています」とアピール。西島も「お互いのことを思い合っている仲間たちが、美味しいものを食べて過ごしている物語。時代が変わり、より一層こういったことが大切だと感じられる作品になっていると思います」と映画に込めた思いを語っていた。(磯部正和)
『劇場版「きのう何食べた?」』は11月3日より公開