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チャドウィック・ボーズマン奨学金、ハワード大学&Netflixが設立 4年分の学費免除へ

ハワード大学卒業式にゲストとして出席したチャドウィック・ボーズマンさん(2018年撮影)
ハワード大学卒業式にゲストとして出席したチャドウィック・ボーズマンさん(2018年撮影) - Bill O'Leary / The Washington Post via Getty Images

 故チャドウィック・ボーズマンさんの母校である米ハワード大学は現地時間5日、Netflixと共に540万ドル(約5億9,400万円・1ドル110円)の給付型奨学金「チャドウィック・ボーズマン・メモリアル・スカラーシップ」の設立を発表した。

【写真】昨年2月、元気な姿を見せていたチャドウィックさん

 新たな奨学金は、2000年に同大学を卒業し、2020年8月に大腸がんのため亡くなったチャドウィックさんを称えるべく設立されたもので、美術学部(チャドウィック・A・ボーズマン美術大学)に入学した学生の4年分の学費が全額免除となる。大学の公式サイトによると、奨学金受給者には、チャドウィックさんのような卓越性、リーダーシップ、尊敬、共感、情熱が求められるという。すでに2021年秋入学の4名が奨学金を手にしており、今後も毎年募集が行われる。

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 奨学金設立には、チャドウィックさんの妻シモーネ・レッドワードさんも協力している。シモーネさんは、「多くの模範的なアーティストが、優れた学びを追求する機会を提供してもらえていません。私たちはできるだけ多くの学生を教育に対する経済の壁から開放したい。この奨学金はチャドの思いやり、そして未来に物語をつなぎたいという願いを象徴しています」と大学の公式サイトを通してコメントした。

 ハワード大学のウェイン・A・I・フレデリック学長は、「この奨学金は、チャドウィックさんの大学愛、ストーリーテリングへの情熱、そして大学で学ぶ次世代の生徒をサポートする意志を体現したものです。シモーネ・レッドワード・ボーズマンさんの支援と協力、そして大事な贈り物を一緒に届けるNetflixに感謝します」と声明を発表。Netflixの最高経営責任者テッド・サランドス氏も、「チャドウィックさんは若くして旅立ちましたが、彼の魂は作品やインスピレーションと共にあります。今こそ、チャドウィックさんと同じチャンスを、未来のスーパーヒーローたちにも与えるべきです」と呼びかけている。(編集部・倉本拓弥)

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