怖い夢を4回見た永野芽郁、愛が止まらない石原さとみから心底心配される
女優の永野芽郁が29日、新宿ピカデリーで行われた映画『そして、バトンは渡された』の初日舞台あいさつに出席。永野が「怖い夢を見て泣いた」ことを明かすと、石原さとみから心底から心配される一幕があった。この日は永野と石原とともに田中圭、稲垣来泉、市村正親、前田哲監督も来場した。
永野芽郁×田中圭×石原さとみ『そして、バトンは渡された』本予告
本作は、瀬尾まいこの本屋大賞受賞作を映画化した感動作。血のつながらない親のもとで育った女性と、まな娘を残して失踪した女性の運命が意外な形で交錯していくさまが描かれる。初日を迎えたこの日、永野は「撮影がちょうど1年前で、無事に初日を迎えられることをうれしく思います。みなさんは今から観られるということで、ネタバレに気を付けながら楽しく会話できたら」とあいさつ。
永野のお気に入りは、田中ふんする血のつながらない父親の森宮とのシーンだという。「なんて素敵な親子なんだろうと思って。家のシーンも、年頃の女の子とお父さんが仲良く料理をしちゃったりして、なかなかない光景ですよ。森宮さんとのシーンはほっこりした気持ちで観てほしいなと思います」と語ると、田中も「(永野ふんする)優子ちゃんと森宮さんのシーンは本当に暖かい。ほっこりしていただければ」と同意する。
また、作品にちなんで「最近泣いたこと」を聞かれた永野。「怖い夢を見ました」と報告し、「すごく寝付きが悪い日があって。4個くらい夢を見て、いろんなバリエーションなんですけど、背景とかは若干つながっているんです。本当に怖くて、起きたときに泣いていました。そして泣いている自分と怖かったとことを思い出して、また泣くんです」と説明。その間も石原はあいづちを打ちながら、心底から心配そうな表情に。聞き終わった石原は「疲れているんだね……もう心配……どうにか解消してほしい」と心配しながら「芽郁ちゃんのことに関してはダメ」と語るなど、永野のことが大好きすぎる石原だった。
今度は田中が芝居や作品、友人に関するエピソードを披露。続けて「最近、怖い夢を見たんです。それで泣いた」と付け加えると、石原は「へぇ」と興味を持たず。その様子に「全然心配しないじゃん!」と田中が嘆くと、石原は「絶対に見ないでしょ」と返し、和気あいあいとした登壇者たちのやりとりに、会場は笑いに包まれた。
さらに、ミュージカル界の大スターである市村が永野に「容姿端麗で美しくて、性格が優しくて、声がきれい。歌をやる気はないですか?」と質問すると、永野は「ないです!」とキッパリ。「歌を聴きたいんですよね」とリクエストする市村に対して、永野は「歌は好きですし、音楽に何回も救われて今まで生きてきているので、音楽に携わりたいとどこかで思っているのですが、ちょっと正確な音程がとれているか定かじゃないので……」と返答。
すると市村が「音程は関係ない。歌は心です。今日、スタイルを見ていたら、この姿で何か歌ったらカッコいいだろうなと」というと、永野も「あら! 事務所のみなさん、よろしくお願いします。いつかは……頑張ります!」と笑顔で語った。(取材・文:壬生智裕)
映画『そして、バトンは渡された』は全国公開中