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宮沢りえ×寺島しのぶ、山崎豊子「女系家族」2夜連続ドラマでダブル主演!

宮沢りえ&寺島しのぶが遺産争い「女系家族」
宮沢りえ&寺島しのぶが遺産争い「女系家族」 - (C)テレビ朝日

 テレビ朝日は30日、「華麗なる一族」「白い巨塔」など社会派小説の巨匠・山崎豊子の代表作を、宮沢りえ寺島しのぶのダブル主演で映像化する2夜連続ドラマスペシャル「女系家族」を今冬放送すると発表した。

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 1963年に発表された「女系家族」は、大阪・船場で女系が続く老舗木綿問屋の当主が死んだことで巻き起こる、娘たちと愛人の遺産相続争いを描く作品。激しくも静かな争いの真ん中に座するのが、矢島家当主・嘉蔵の愛人だった浜田文乃と、嘉蔵の長女で総領娘の矢島藤代という2人の女性。宮沢が文乃を、寺島が藤代を演じ、幾度となく映像化されてきた名作に新たな息吹を吹き込む。

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 意外にも、直接的な共演は初という寺島について、宮沢は「矢島家という莫大な財産を持った家の長女に生まれた女性、という役を見事にご自分のものへと引き寄せていらっしゃって、佇まいだけでその背景がにじみ出るほどの存在感は、やはりすごいな、と思いました」と感嘆。テーマゆえに緊迫した場面が多く「“楽しく”というわけにはいかなかった」というものの、「やはりその藤代と文乃の張り詰めたシーンというのは寺島さんと2人で引き上げていくものだなと、ご一緒していて感じました。その時間は本当に楽しかったので、次回はぜひ仲の良い役で共演したいです(笑)」と語っている。

 また、寺島は「よく今まで交わらずに来たな、と思いました。むしろ同年代だからこそ交わらなかったのでしょうか? そんな私たちがこの作品のこの役柄でご一緒することになったということに感慨を覚えました」と驚きつつ、宮沢について「間違いなく日本でトップの女優さん」と絶賛。「ご一緒できて光栄でしたし、お互いにいいお芝居を引き出し合えたら、と思って臨みました」と共演を振り返っている。

 脚本・監督は、数々の名作ドラマを手掛け、『後妻業の女』(2016)、『のみとり侍』(2018)など、近年は映画でも活躍する巨匠・鶴橋康夫

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 宮沢は「私が10代のときから鶴橋監督は憧れの存在、スーパースターであり、今やスーパーレジェンドでいらっしゃいます」といい、「今作は監督のことが大好きで、監督の作品に出ていることに喜びを感じる役者たちが集まった作品でしたし、そんな私たちと現場を監督は本当に愛情深く包み込んでくださっているんです」とコメント。

 また、寺島も「鶴橋組の作品って不思議なもので、もちろん作品作りは皆さんに見ていただくためのものではあるのですが、どこかで『鶴橋監督のために』という思いでやっている部分もあるような気がするんです。監督は、それくらい人を惹き付ける方」と絶大な信頼を明かし「山崎豊子さんの原作に、鶴橋さんの脚本・監督、そこに私たちを加えた“総合芸術”が、どのように出来上がるのか、それが今から楽しみです」と期待を寄せる。(編集部・入倉功一)

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