『処刑人3』制作決定!ノーマン・リーダスらのマクマナス兄弟再び
カルト的人気を誇る映画『処刑人』のシリーズ第3弾の制作が決まり、マクマナス兄弟を演じたノーマン・リーダス&ショーン・パトリック・フラナリーと監督のトロイ・ダフィーが再びタッグを組むことが明らかになった。
『処刑人』(1999)は、「悪人を処刑せよ」と神の啓示を受けたアイルランド系の双子マーフィー(ノーマン)とコナー(ショーン)のマクマナス兄弟が、世にはびこる悪人たちを処刑していく姿を描いたバイオレンスアクション。米公開時は、同年、コロンバイン高校銃乱射事件が起きたことから上映館が限られて興行収入は振るわなかったが、ビデオ販売ではヒットを記録。カルト的な人気を博すようになり、第2弾『処刑人II』(2009)も制作された。
Deadlineによると、手掛けるのは『ゲット・アウト』のショーン・レディックが立ち上げた制作会社インポッシブル・ドリーム・エンターテインメント。第3弾の脚本はダフィー監督がショーンと共に執筆し、ノーマンのアイデアも多数入ったものになっているのだという。2017年にはショーンが、意見の不一致から彼とノーマンはシリーズ第3弾にはもはや関わっていないとツイートしたこともあったが、無事に納得のいくストーリーが出来上がったようだ。撮影は、来年5月に開始予定となっている。
ダフィー監督は「ファンたちは20年間、このキャラクターたちを愛し続けてくれています。僕たちは『処刑人II』の最後で彼らを刑務所に入れてそのままにしてきましたが、ファンたちは彼らに何が起こったのかを知りたがっているのです。ノーマンとショーンはこのフランチャイズを軌道に乗せ、ストーリーにおいても新境地を開拓する原動力です。インポッシブル・ドリームと共に働き、第3弾を実現できることに本当に興奮しています」とコメントしている。
第3弾でついに刑務所から出て来たマクマナス兄弟は、収監された時とは様変わりした現在の世界と直面することになるとのこと。処刑を続けるべきか兄弟間での対立もありつつも、共に新たな敵に立ち向かうことになる。ダフィー監督は「二人が誰を殺すのが一番見たいか」とファンにアンケートを取ったところ、「政治家」という回答が一番多かったことも明かしている。(編集部・市川遥)