リーサル・ウェポン5、メル・ギブソンが監督・主演で交渉中
俳優のメル・ギブソンが、自身の代表作『リーサル・ウェポン』シリーズの第5弾について、今年7月に91歳で亡くなったリチャード・ドナー監督に代わってメガホンを取る方向で交渉中だとDeadlineほか各メディアが報じた。
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メルは先週、ロンドンで行われたファンイベント内で、『リーサル・ウェポン』を監督すると発言。このイベントを取材した The Sun によると、メルは「(ドナー監督が)脚本をかなり進めていた。ある日、彼が言ったんだ。『聞いてくれ、もし私がくたばったら、お前がやるんだ』ってね。僕はやめてくれって言ったよ」と発言。さらに「彼は奥さんにも、スタジオにも、プロデューサーにも言っていたんだ。だから、5作目は僕が監督する」と語ったという。
メルに近い関係者がDeadlineに明かしたところでは、まだ契約は成立していないものの、メルは監督・主演を兼任する方向で交渉を進めているという。
『リーサル・ウェポン』は、特殊部隊出身の危険な刑事マーティン・リッグス(メル・ギブソン)と、家族思いのベテラン刑事ロジャー・マータフ(ダニー・グローヴァー)が、犯罪組織と攻防を繰り広げるバディムービー。これまで3本の続編が製作され、いずれもドナー監督がメガホンを取ってきた。Deadlineでは、シリーズ第5弾は米ワーナーメディアの配信サービス HBO Max 向けの作品になるとしているが、詳細は判明していない。
メルは現在、人気アクション『ジョン・ウィック』シリーズの前日譚(たん)となるテレビシリーズ「ザ・コンチネンタル(原題) / The Continental」に出演。私生活におけるトラブルの影響もあって大作からは退いているものの、コンスタントに映画出演を続けており、現在も多数の作品が待機している。(編集部・入倉功一)