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佐藤二朗、話題の伊東蒼を大絶賛「怪物だと思う」

(左から)伊東蒼、佐藤二朗
(左から)伊東蒼、佐藤二朗

 俳優の佐藤二朗が23日、都内で行われた映画『さがす』完成披露試写会に出席し、劇中で娘を演じた伊東蒼に対して「この世代でこの感性、技術……怪物だと思う」と演技を大絶賛していた。試写会には清水尋也森田望智片山慎三監督も登壇した。

【写真】佐藤二朗が大絶賛した伊東蒼

 本作は、『岬の兄妹』で映画界に衝撃を与えた片山監督が、佐藤を主演に迎えた作品。大阪の下町で、中学生の娘・楓(伊東)と一緒に暮らす原田智(佐藤)は、指名手配中の連続殺人犯を目撃したという言葉を残し、姿を消してしまう。そこから楓は父を懸命に探すが、たどり着いた先には全くの別人がいて……という物語が繰り広げられる。

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 コミカルで柔和なパブリックイメージがある佐藤が、本作では鬼気迫るシビアな面を見せる。そんな役柄に挑んだ経緯について、佐藤は「片山監督とは、19年前に放送された『アイノウタ』というドラマの現場で会ったんです。そのときはスタッフの一員という認識しかなく、『岬の兄妹』という映画を撮った男とは結びつかなかった」と語ると、「そのあと片山監督から『商業デビュー作は二朗さんとやりたい』という手紙をもらい、そこで初めてあのときの片山だったんだ……と一致したんです。実際脚本を読ませてもらい、過酷な役だなと思ったのですが、ぜひやりたいと思える脚本でした」と説明する。

さがす

 自身の強い思いでキャスティングした佐藤との現場に、片山監督は「幸せな日々でした」としみじみ語ると、佐藤も「片山慎三と佐藤二朗は全く違う人間ですが、出演している役者さんたちを見ても、感性が相当近いと感じる。そういう人との現場というのはメチャクチャ楽しいんです」と称賛していた。

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 そんな佐藤の娘役を務めたのが、連続テレビ小説「おかえりモネ」や映画『空白』などで演技力を高く評価され、話題になっている伊東。片山監督は「オーディションで選ぼうと思っていた役。何百人と会わなければ……と思っていた矢先、伊東さんとお会いして演技を見せてもらったら『もうほかの人は見なくていい』と思えるぐらい芝居がうまかった。天才と言っても過言ではないと思い、その場で即決しました」とエピソードを披露する。

 佐藤も「俺も怪物だと思う」と片山監督に賛同すると「この世代で、この感性、そして技術……片山監督から『いいですよ』と聞いていたのですが、1日一緒に撮影して『えらい子がおるな』と驚きました」と絶賛していた。(磯部正和)

映画『さがす』は2022年1月21日より公開

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