「鎌倉殿の13人」小池栄子の笑顔に戦慄 ガッキーは切ない表情
23日に放送された小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)の第3回で、小池栄子演じる北条政子が恋敵だった八重(新垣結衣)に微笑むシーンに戦慄が走った(※3回までの詳細に触れています)。
本作は、鎌倉時代を舞台に、源頼朝にすべてを学び武士の世を盤石にした二代執権・北条義時(小栗)の軌跡を追う物語。第3回「挙兵は慎重に」では、源頼朝(大泉洋)が北条家に婿入りし、政子との間に娘・大姫(難波ありさ)が誕生。幸せに満ちた日々から始まった。
一方、頼朝と引き離された八重は父・伊東祐親(浅野和之)の家人・江間次郎(芹澤興人)の元へ嫁がされ、頼朝らの幸せな様子を、対岸の江間館から切なげな表情で見つめていた。すると、八重の視線に気づいた政子は満面の笑みを浮かべて手を振り、その目力や勝ち誇ったかのようにも見える表情に「怖い」と戦慄する視聴者が続出。
前回「佐殿の腹」では、政子VS八重の修羅場が展開。義時が、八重を捨て政子と結婚しようとする頼朝に猛反対するなか、政子は単身、八重の元へ。「佐殿のお心はすでに八重様から離れておいでです」という政子に、八重は顔をこわばらせ「なにゆえそのようなずうずうしいまねをする」と静かに怒りをにじませた。そんな八重に政子は「八重様の佐殿への思いを断ち切るためです。お会いになりたいなどと二度とお思いになりませぬよう」と毅然と言い放ち、最後は八重が頼朝の真意を察し身を引くことに。怒り、悔しさ、嫉妬、哀しみ……両者の頼朝を思うがゆえのさまざまな感情が渦巻く名シーンだった。
父の言うがままに嫁がされ「(次郎を)夫と思ったことはございません」と自らの宿命を憂う八重。一方、伊東から北条に乗り換えた頼朝は平清盛(松平健)への挙兵を巡り、決断の時を迎えていた。(編集部・石井百合子)