大島優子、『女子高生に殺されたい』で田中圭の元恋人役
女優の大島優子が、『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』などの古屋兎丸の漫画を田中圭主演で実写映画化する『女子高生に殺されたい』に出演することが27日、明らかになった。初日が4月1日に決定し、新たに公開された特報では、女子高生に殺されたいがために高校教師になった主人公や南沙良らが演じる生徒たち、そして大島演じる主人公の元恋人も見られる。
【動画】南沙良が田中圭のネクタイを…『女子高生に殺されたい』特報
本作は、34歳の日本史教師・東山春人(田中)の9年間に及ぶ“自分”殺害計画を描く物語。映画『そして、バトンは渡された』『あなたの番です 劇場版』など話題作への出演が続く田中が、一見常識人でありながら、自らに潜む衝動を抑えられない男という難役に挑む。春人を囲む高校生役には南沙良、河合優実、莉子、茅島みずき、細田佳央太ら注目の若手がそろった。監督・脚本は、『アルプススタンドのはしの方』などの城定秀夫。
新キャストの大島が演じるのは、春人の過去を知る元恋人で臨床心理士の深川五月。田中とは、2017年の連続ドラマ「東京タラレバ娘」などで共演。同作では、田中が妻子あるサラリーマンに、大島が彼と恋に落ちる居酒屋の看板娘を演じていた。大島は出演に以下のようにコメントしている。
「主人公 東山春人の女子高生に殺されたいという願望で進んでいく計画犯罪と共に、高校生の淡い青春時代や刹那で美しい瞬間が強く映える作品です。そのストーリーの隣で寄り添い、臨床心理士としての責任を全うしているのが私が演じた役、深川五月です。古屋兎丸先生が原作で書かれている希死念慮という言葉に、これは今世、他人事ではない感覚で本を読み進めていきました。城定監督の脚本と演出により、映画化され、よりスピーディーに生身の人間だからこそ映し出すことのできる生と死と性を、脆く身近なものとして描いています。最後にコロナの終息を願うと共に、映画館に足を運んでいただければ幸いです」
特報映像は、新年度がスタートした二鷹高校に新しく赴任してきた春人(田中)の始業式での着任挨拶から始まる。女子生徒たちはそのスマートで端正なルックスに色めき立ち、春人はたちまち校内の人気者に。「どう思ってる? 東山先生のこと」「ヒガシーのこと好きなの?」と真帆(南)、あおい(河合優実)、京子(莉子)、愛佳(茅島)ら4人の生徒の間でも春人の話題が出てくるなか、突然聞こえてくる「殺されたい」の春人の心の声が……。後半では、春人の元恋人で臨床心理士の五月(大島)や、真帆に一途な恋心を抱く同級生の雪生(細田)の姿も。最後は真帆が春人のネクタイに手をかけるシーンで締めくくられている。(編集部・石井百合子)