メイドが英国名家の跡継ぎと…秘密の恋を描くラブストーリー、5月に日本公開
小説「マザリング・サンデー」を原作とする映画『Mothering Sunday(原題)』の邦題が『帰らない日曜日』に決定し、2022年5月27日より日本公開されることが明らかになった。
本作は、ノーベル賞作家のカズオ・イシグロにも激賞されたグレアム・スウィフトの小説をもとにしたラブストーリー。1924年、第一次世界大戦後のイギリスで、天涯孤独の身であるメイドのジェーンは、英国名家の跡継ぎのポールとの秘密の恋に身も心も捧げるが、たった一日のある出来事が、すべてを変えてしまうことになる。やがて小説家になった彼女は、その1日を生涯かけて手繰り寄せていく。監督を『バハールの涙』(2018)などのエヴァ・ユッソンが務める。
主演は、ジョニー・デップ主演の映画『グッバイ、リチャード!』などに出演したオデッサ・ヤングと、ドラマ「ザ・クラウン」のチャールズ皇太子役で知られるジョシュ・オコナー。共演者として、コリン・ファースやオリヴィア・コールマンといった豪華な顔ぶれが脇を固めている。
あわせて特報映像も公開。ニヴン家の屋敷でメイドとして仕えるジェーンが、秘密の関係を続けるアプリィ家の跡継ぎであるポールから“間違い電話”を受けてアプリィ邸をこっそり訪れるシーンから始まる。二人は結ばれないと知りながらも惹かれ合い、春の日差しに祝福されるように無人の屋敷で愛し合う。その後は、たった一日で人生を変えてしまうような、劇的な展開を予感させるシーンが映し出される。(編集部・大内啓輔)