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「鎌倉殿の13人」ガッキーの勇姿に沸く 二本の矢が話題

第4回「矢のゆくえ」より新垣結衣演じる八重
第4回「矢のゆくえ」より新垣結衣演じる八重 - (C)NHK

 小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)の第4回が30日に放送され、新垣結衣演じる源頼朝の元妻・八重の勇姿が話題に。タイトルのほか「源平合戦」「八重さん」のワードなどがTwitterトレンド入りした(※一部ネタバレあり)。

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 本作は、鎌倉時代を舞台に、野心とは無縁だった伊豆の若武者・北条義時(小栗)が鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした二代執権に上り詰めていくさまを追う物語。第4回のエピソードタイトルは「矢のゆくえ」。平家打倒に乗り出す頼朝、そして歴史を大きく動かすことになる戦いの始まりまでが描かれた。

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 治承4年(1180)8月、頼朝(大泉洋)の一党は、伊豆国の目代・山木兼隆(木原勝利)を討って初戦を飾るべく戦支度を始めるが、兵が思うように集まらず苦戦。義時が兵を集めるべく奔走するなかで、この戦のカギを握ることになったのが八重。義時が八重に情報を漏らしたことから、八重は父の伊東祐親(浅野和之)、頼朝のどちらを救うのか板挟みにあうことに。挙兵を予定していた17日の山木の動向を探ってほしいという義時に、八重は「おまえはわたしに父を裏切れというのか」と激高する。

 注目を浴びたのが終盤、八重が川向いの北条館に矢文を射る場面。その矢は頼朝へのあるメッセージだった。ネット上では弓矢を構える八重の美しさに沸いたほか、苦渋の決断を下した八重の心中に同情が集まり、その後の命運を案じる声も多く見られた。

 ラストでは頼朝の一党からもう一本の矢が放たれることとなり、エピソードタイトルを巡る二本の矢に関する感想、解釈で盛り上がっている。

源頼朝(大泉洋)が湯河原の土肥実平(阿南健治)を味方にすべく“名演”を披露する場面

 なお、“人たらし”ぶりが話題の頼朝の登場シーンも盛り上がり、味方を得るための“大芝居”ののち放った「嘘も誠心誠意つけば真になる」の名言や、前回にも登場した後白河法皇(西田敏行)の悪夢にうなされるシーンなどがネット上を沸かせていた。「法皇様だよ」と現れ、「挙兵はどうなってる?」「おぬししかおらぬのだ」と頼朝に発破をかける法皇をとぼけた味わいで演じた西田の名演も好評を博している。(編集部・石井百合子)

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