赤楚衛二、役づくりで携帯&テレビを遮断「めちゃくちゃ寂しかった」
俳優の赤楚衛二が7日、都内で行われた「WOWOWオリジナルドラマ ヒル」完成報告会に坂口健太郎と共に出席し、役づくりのため携帯電話やテレビなど情報を取得できる手段を一時遮断していたことを明かした。
【写真】坂口健太郎、赤楚衛二のやられっぷりを称賛!イベントの模様
今井大輔の漫画「ヒル」「ヒル・ツー」を実写ドラマ化する本作。他人になりすましをされ、殺人未遂の罪で警察に追われるユウキ役の赤楚がSeason1の主演を、掟を破る者を罰する“ヒル狩りのカラ”の異名を持つ伝説のヒル・カラ役の坂口がSeason2の主演を務める(ヒル=他人に寄生する不法滞在者)。
赤楚が演じたユウキは、殺人犯の父親を持つことから、人目を気にして静かに暮らしたいという思いを抱いている青年。赤楚は携帯電話やテレビなどから距離を置いて、情報を遮断し、役への理解度を高めたというと「僕は寂しがり屋なので、めちゃくちゃ寂しかったのですが、ユウキは(演じる上で)普通の幸せを手に入れてはいけないと思っていたので、きついながらもやっていました」とエピソードを披露する。
“ヒル”の世界を知っていく過程で、赤楚演じるユウキは相手にこっぴどくやられるシーンが数多く登場する。坂口は「やられっぷりがすごくて、本当にボコボコにされるよね」と語ると「でもやられ方が上手ければ、攻撃している側も上手く見える。とても難易度が高いのですが、赤楚くんのやられっぷりはすごく良かった」と称賛する。
そんな坂口の言葉に、同じ事務所で共演経験もある赤楚は「撮影時で共演は2年ぶりだったのですが、いつも頼もしい背中だなと思っていました。今回はそれにプラスして力強さも感じました」と絶大なる信頼があることを明かすと、坂口も「僕も共演できて嬉しいです。いつも舞台あいさつやイベントって緊張してしまうのですが、(赤楚と一緒で)すごく楽な気持ちなんだよね」と相思相愛ぶりを見せる。
さらに、赤楚は「もしSeason1でダメだったら、Season2にバトンを渡せないので、めちゃめちゃヒリヒリしています」と緊張感いっぱいであることを明かしつつも、「ユウキという役を通してヒルの世界を知っていただいてから、Season2を楽しんでください」と力強く作品をアピールしていた。(磯部正和)
「WOWOWオリジナルドラマ ヒル」は3月4日午後11時より放送・配信スタート(全12話、第一話無料放送)