「ミステリと言う勿れ」ライカは何者?難役こなす門脇麦に反響
菅田将暉主演の月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系、毎週月曜21時~21時54分)で、菅田演じる主人公・整が病院で出会う謎の美女ライカを演じる門脇麦。整を振り回す「暗号で話しかける」難役に挑んだ門脇の演技力に注目が集まっている。
本作は、累計発行部数1,300万部を突破する田村由美の人気漫画を原作に、菅田演じる天然パーマがトレードマークの主人公・久能整(くのう・ととのう)が淡々と自身の見解を述べ難事件や人の心の闇を解きほぐしていくミステリー。ライカは7日放送の5話から登場。4話の終盤で土手から転げ落ちてしまった整が、大事をとって入院した先の患者だった。
ライカは、整の隣のベッドにいた元刑事の牛田悟郎(小日向文世)が所有していたマルクス・アウレーリスの「自省録」を通じて整にメッセージを送る不思議な女性。話し方も独特で、「~だ」「~だな」「~だろう」と簡潔でクールなニュアンス。14日放送の6話では、大隣署の面々(伊藤沙莉、尾上松也、筒井道隆)が捜査している連続放火事件を背景に、整とライカの交流が本格的にスタートした。2人が会うのは常にライカの一方的な連絡によるもので、整は訳も分からぬままライカから数々の暗号を受け、意図せずして不可解な事件に関わることになる。
整がライカが何の目的でメッセージを送ってくるのかと困惑する一方で、「人生こんなに悩んだことがあっただろうか」というほど悩んだのがライカとの「クリスマスイヴのプレゼント交換」。ライカは「何かプレゼントが欲しい」というが、整にとって彼女は「友達でもなく何者か知らない」謎の存在。素性を知らない彼女に何を贈ればいいのか。それでも整はライカにまつわる数少ない情報をふまえ、心を込めてプレゼントを厳選していた。
本作は原作人気が高いゆえにファンもキャスティングにはかなり敏感で、発表直後は賛否の意見が飛び交うのが常。門脇も同様だったが、いざライカが登場し、菅田との共演シーンが増えると巧みなセリフ回しやクールかつミステリアスな雰囲気が評判に。「実際観たら原作イメージ通り」「思ってた以上にライカ」「かっこいい」など、門脇の演技力が反響を呼んでいる。
整いわく現在、ライカについてわかっているのは「自省録を丸暗記していて、それで指示してくること、午前と午後の3時に待ち合わせをしかけてくること、ちやこさんという妹がいて、春まで生きていられないこと」。
6話では整が美術展に行ったことがないというライカを誘うシーンもあり、2人の関係の進展も気になるところ。門脇と菅田は2016年公開の映画『二重生活』では同棲生活を送る恋人同士を演じており、門脇はドラマ出演発表時に「何回か共演させていただいてますし、だいぶ昔?何年も前から知っているので、すごく演じやすいです」と語っていた。
門脇は、近年では大河ドラマ「麒麟がくる」(2020~2021)の駒役も記憶に新しく、映画『あのこは貴族』(2020)、『浅草キッド』(2021※Netflix)、『あなたの番です 劇場版』(2021)、主演ドラマ「うきわ -友達以上、不倫未満-」(2021)などに出演している。(編集部・石井百合子)