佐藤健『るろうに剣心』アクションチームは世界一!映画ファン賞に感謝【毎日映画コンクール】
第76回毎日映画コンクールの表彰式が15日、めぐろパーシモンホールで開催され、TSUTAYA映画ファン賞の日本映画部門に選出された『るろうに剣心 最終章 The Final』の大友啓史監督と主演を務めた佐藤健が出席し、壇上でがっちりと握手を交わした。佐藤は「われわれが頑張った日々が報われました。投票してくださった皆さんの愛を受け止めて、今後とも精進していきたいです」とさらなる活躍を誓っていた。
同作は、週刊少年ジャンプ(集英社)で連載された和月伸宏の人気漫画を実写化した映画『るろうに剣心』シリーズ最終章となる2部作の第1弾で、原作でも最終章にあたる「人誅(じんちゅう)編」を映像化したもの。受賞したTSUTAYA映画ファン賞は、一般の映画ファンによる投票で選出される。
大友監督は「公開直前に緊急事態宣言発出が決まり、東京や大阪など大都市圏での映画館が閉鎖という状況になりました」と厳しい船出を振り返ると「どう映画を送り出せばいいのかと悶々とした日々でした。そんななか、映画を作る喜びとリスクを感じながら、どう映画を作ればいいか考えさせられました」としみじみ語る。
そんななかファンからの支持を受けての受賞に、大友監督は「あのときの悔しさと、ファンの支えを胸に今後とも作品を作り続けていきたい」とさらなる活躍を誓うと、主演の佐藤も「投票していただいた方、ありがとうございます。我々が頑張った日々が報われました。皆さんからの愛を感じたので、それを受け止めて、今後とも精進していきたいです」と気を引き締めていた。
また大友監督は約10年にわたりタッグを組んできた佐藤に対して「出会ったのは21、22歳のころ。そこから皆さんご存じの通り、日本を代表する、どこに出しても恥ずかしくない俳優になりました」と称賛すると、客席に向かって「今後とも佐藤健をよろしくお願いします」とアピール。佐藤も「アクションチームの皆さんに支えていただきました。僕は『るろうに剣心』のアクションチームが世界一だと思っています」と感謝を述べていた。
毎日映画コンクールは、日本映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に1946年に創設された映画賞。対象作品は2021年1月1日から12月31日まで国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品(アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)。(磯部正和)