坂口健太郎「鎌倉殿の13人」で大河初出演 北条義時の息子・泰時役で小栗旬と初共演
俳優の坂口健太郎が、小栗旬主演、三谷幸喜脚本の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)に出演することが16日、同作の公式Twitterで発表された。演じるのは主人公・北条義時の息子・泰時。坂口にとって、同作が初の大河ドラマ出演となる。
本作は、鎌倉時代を舞台に、野心とは無縁だった伊豆の若武者・北条義時(小栗)が鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした二代執権に上り詰めていく軌跡を追う物語。坂口が演じるのは、義時の長男・北条泰時。第三代執権にして日本史上屈指の名宰相という設定。
公式SNSでは先に坂口のシルエットと音声のみが公開されており、その際に以下のように意気込みを語っていた。「みなさまこんにちは。このたび『鎌倉殿の13人』で北条泰時を演じることになりました。今回、僕は大河ドラマ初出演になります。北条泰時、義時の息子として、いろんなものを、もちろん現場でもそうだし、歴史の中の泰時という人物をすごく丁寧に自分のなかで温めながら、皆さんに楽しく見てもらえるような泰時として演じたいと思っています。大河ドラマは僕の中ですごく大きな核があるドラマだと思っていますので、『鎌倉殿の13人』の登場人物のひとりとして、丁寧に丁寧に演じていきたいと思います。よろしくお願いいたします」
続けて、作品の印象について「今までの大河ドラマをすべて確認できているわけではないんですけど、ちょっと不思議な、というか新しい大河ドラマだなという感覚はすごくありました。大河ドラマというものは、そのとき生きた人々を頭の中で想像してお芝居するなかで、言葉遣いだったり、所作だったりとか、そこに生きているようにお芝居するんだろうなと思っていたんですけど、登場人物がみんな、癖があるというよりはいろんな個性を持っている方がすごくたくさんいて。だから僕も今回、義時の息子としてどうやってこの泰時のキャラクター性というか、役の個性というか、深みをどうやって上げていこうかというのは今、頭の中にボーッとある感じではあります」とコメント。
父・義時を演じる小栗とは本作が初共演となり、「先輩としていろいろなところをまねしたりとか、盗むっていう言い方が合っているかわからないんですけど、今回僕は小栗さんとご一緒すること自体初めてなので、役柄の中で息子としてもいろいろなものをちょっとまねてみたり、盗んでみたり。本当の父と子じゃないですか。だからそれを現場でも感じながらお芝居できるといいなと思いますね」と父子役での共演に期待を寄せていた。(編集部・石井百合子)