「鎌倉殿の13人」頼朝＆義経、爆笑の対面シーン！「顔そっくり」がトレンド入り
6日に放送された小栗旬主演、三谷幸喜脚本による大河ドラマ「鎌倉殿の13人」（NHK総合ほか）の第9回で、源頼朝（大泉洋）と弟の義経（菅田将暉）がすれ違いを経て遂に対面。感動の場面になるかと思いきや、2人の珍妙なやりとりが注目を浴びた（※一部ネタバレあり）。
本作は、鎌倉時代を舞台に、源頼朝にすべてを学び武士の世を盤石にした男・北条義時（小栗）が、いかにして武士の頂点に上り詰めていったのか、その軌跡を追う物語。第9回「決戦前夜」では、頼朝、武田信義（八嶋智人）と平維盛（濱正悟）による合戦「富士川の戦い」が描かれた。
前回「いざ、鎌倉」では、狩りの場面で手段を選ばない奇襲で「クレイジー」「サイコ感ハンパない」と視聴者を驚かせた義経。第9回ではようやく鎌倉にたどり着くも、人伝で義経の到着を聞いた頼朝の異母弟・全成（新納慎也）が「奥州にいる義経がここにいるはずがない」と取り合わなかったこと、頼朝がすでに戦いに向かっていたこともあり2人の再会はかなわなかった。
一方、頼朝は武田に出し抜かれようとするも、水鳥の飛び立つ音を頼朝らの奇襲と勘違いした平家方がまさかの撤退。今まさに攻め入る時と士気を高める頼朝だが、兵糧が尽きようとしており坂東の上総広常（佐藤浩市）、相模の土肥実平（阿南健治）らはもはや撤退するしか道がない。彼らの思いを受けた義時の父・時政（坂東彌十郎）から「戦で命を張っているのは俺たちなんだ」と迫られた頼朝が「致し方ない。鎌倉へ帰ろう」とあきらめようとしていたとき、一人の若武者が現れた。
「とどのつまりはわしは一人ということだ。流人のときも今も」とションボリする頼朝だったが、そのとき「兄上ー！」と義経の声が。義経は「九郎でございます。兄上が兵を挙げたと聞いて奥州より馳せ参じました。ずっとこの時を待ち焦がれていました」と声を弾ませるが、頼朝は長らく会っていなかったこともあり彼が果たして本当に弟なのか半信半疑の様子。察した義時がやや言いづらそうに「何かご兄弟のしるしのようなものは……？」と問うと、「顔！ 顔！ そっくり！」と義経。頼朝は義経の勢いに押されながら従者の安達盛長（野添義弘）に「そうかな……？」と尋ねるも、微妙な反応。ネット上でも視聴者の「似てないわ！」のツッコミで沸いていた。
すると義経は思い出したように「御立（藤原秀衡/田中泯）から兄上への文でございます」と頼朝に文を見せると、頼朝は「兄上と共に必ずや父上のかたきをうちとうございます。兄上のためにこの命捧げます！」と目を輝かせて誓う義経に感極まった様子で、熱い抱擁を交わしていた。
爆笑と感動に満ちた頼朝と義経の対面シーン。Twitterでは「顔そっくり」のワードもトレンド入りする盛り上がりを見せていた。（編集部・石井百合子）