「鎌倉殿の13人」仕事人・善児が怖すぎ…三谷作品の常連俳優が怪演
6日に放送された小栗旬主演、三谷幸喜脚本による大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)第9回で、新垣結衣演じる八重が危機に陥る場面が展開。八重の父・伊東祐親(浅野和之)の下人・善児を演じる梶原善の怪演が怖すぎると話題を呼んでいる(※ネタバレあり。第9回の詳細に触れています)
【写真】梶原善、大泉洋、佐藤浩市ら出演!2013年の三谷映画
本作は、鎌倉時代を舞台に、源頼朝にすべてを学び武士の世を盤石にした男・北条義時(小栗)が、いかにして武士の頂点に上り詰めていったのか、その軌跡を追う物語。第9回「決戦前夜」では、鎌倉入りを果たした源頼朝(大泉洋)が、「伊東祐親を召し捕ってこい」と和田義盛(横田栄司)、畠山重忠(中川大志)らに指令。これを知った義時と三浦義村(山本耕史)は、祖父・祐親と八重を救うため急ぎ伊東へと向かった。
一方、祐親は八重を頼朝に渡さぬよう、夫の江間次郎(芹澤興人)に八重の殺害を命じた。八重を愛する次郎は「あなたを殺せない」と刀を捨て逃がそうとするが、そこへ現れたのが善児。善児は祐親の忠実な下人で、与えられた役割を淡々とやり遂げていく仕事人。初回では、頼朝と八重の間に生まれた幼い息子・千鶴丸を川に沈めて殺害していた。
善児は八重をかばおうとする次郎を一瞬にして斬り倒すと眉一つ動かさず「悪く思わんでください」とつぶやき、八重ににじり寄った。その不気味な様子にネット上では悲鳴が上がり、「怖すぎる」「もはやアサシン」と戦慄が走っていた。
演じる梶原は三谷作品の常連俳優で、三谷が手掛けた多くの舞台、ドラマ、映画に出演。ドラマ「王様のレストラン」「振り返れば奴がいる」や映画『ラヂオの時間』『みんなのいえ』『THE有頂天ホテル』『ザ・マジックアワー』『ステキな金縛り』『清須会議』『記憶にございません!』などに出演している。(編集部・石井百合子)