「DCU」最終回、黒幕の正体に視聴者の反応は…?
阿部寛主演のTBS日曜劇場「DCU」(毎週日曜夜9時~)が20日に最終回を迎え、主人公・新名正義(阿部)らを裏切っていた黒幕の正体が二転三転する展開のなか明らかになり、手に汗握って結末を見届けた視聴者たちから続編や映画化を希望する声が続々寄せられている(※一部ネタバレあり)。
本作は、隊長の新名、彼とバディを組む瀬能陽生(横浜流星)ら海上保安庁に新設された水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団=DCU(Deep Crime Unit)の活躍を描くミステリー。最終回は夜9:00~10:48までの拡大放送。新名と、国際テロ組織ブラックバタフライと通じるかつての同僚・成合(吉川晃司)との因縁の決着、瀬能の父が残した遠隔システムの設計図を巡る攻防戦、新名を妨害する次長・早川(春風亭昇太)の思惑、そして海保内の内通者の存在などが描かれた。
内通者の正体を巡っては放送中もネット上で考察が繰り広げられており、いよいよ明かされると「まさか」という驚きの声のほか、「やっぱり…」「予想通り」との声も多く見られた。しかしそこで一件落着というわけではなく、新名らが決定的な証拠をつかめていないことから長い戦いが繰り広げられることに。
前回も毒殺されそうになった新名だが、今回も刃物で刺されたり溺死させられそうになったりと度々命の危険にさらされ、また弟子の瀬能も爆死の危機に陥り、ネット上ではハラハラする声が多く寄せられていた。
ネット上で沸いていたシーンの一つが、佐久間(佃典彦)が水中に潜る場面。これまで潜っていたのは部下たちだったが、部長の貴重な潜水姿に「潜れたんだ!」と驚きの声が上がっていた。また、成合のかつての恋人だった真子(市川実日子)が人質として成合の車に乗り、積年の思いを明かすシーンでは、真子が思わぬ行動に出たことから彼女も裏切り者なのではないかとヒヤヒヤする声も。そのほか、サイバー担当の神田(趣里)が窮地を切り抜けるため見事な“女優”ぶりを披露する場面や、瀬能が犯人が手にした銃をハイキックで蹴落とす勇姿なども注目を浴びた。
放送後、ネット上では「寛&流星バディ最高」「ハラハラドキドキの最終回でした」「見応えのある最終回でした」「お疲れ様でした」などスタッフ&キャストに対する労いの声や感想が続々。一方で、ブラックバタフライなどいまだ解決されていない謎もあり「続編を期待しています」「またDCUメンバーに会える日が来ますように」「映画化をよろしくお願いします」といったリクエストの声も後を絶たない。(編集部・石井百合子)