三浦透子『ドライブ・マイ・カー』オスカー受賞に歓喜「胸がいっぱいです」
第94回アカデミー賞
現地時間27日(日本時間28日)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われた第94回アカデミー賞授賞式で、国際長編映画賞(旧・外国語映画賞)を受賞した濱口竜介監督の映画『ドライブ・マイ・カー』。この快挙をうけ、仕事で授賞式に参加できなかった出演者の三浦透子が、喜びのコメントを寄せた。
三浦は「国際長編映画賞の受賞、本当におめでとうございます! 皆さんの姿、とてもかっこよかったです。『ドライブ・マイ・カー』という作品に関われたこと、誇りに思います。改めて、この作品から頂いた全ての出会いと経験に、心から感謝申し上げます」と歓喜。授賞式では会場に駆けつけることができなかった三浦に向けて濱口監督が「赤いサーブ900を見事に運転してくれた三浦透子さんに感謝します」とメッセージを送っていたが、三浦は「濱口さん、スピーチ届きました。胸がいっぱいです」とコメントを返している。
日本映画として『おくりびと』以来13年ぶりの国際長編映画賞(旧・外国語映画賞)受賞となった本作は、村上春樹の短編小説を映画化した作品。妻を失い喪失感を抱えながら生きる主人公の家福(西島秀俊)が、寡黙な専属ドライバーのみさき(三浦透子)との出会いをきっかけに新たな一歩を踏み出す姿を描き出す。(編集部・吉田唯)
映画『ドライブ・マイ・カー』は公開中