『キングダム2』羌象役は山本千尋!中国武術世界一の実力派
原泰久の人気漫画を山崎賢人主演で実写化した映画『キングダム』の続編となる『キングダム2 遥かなる大地へ』の新たなキャストが発表され、女優の山本千尋が羌象役を務めることが明らかになった。
映画『キングダム』は2019年に公開され、興行収入57.3億円を突破するヒットを記録した歴史アクション。その続編では、春秋戦国時代の中国で、秦の玉座をめぐる争いから半年後、大将軍を目指す信が初陣に挑み、羌カイらと共に隣国・魏との壮絶な戦いを繰り広げるさまが描かれる。前作に続いて山崎をはじめ、吉沢亮、橋本環奈などが続投。清野菜名、岡山天音、豊川悦司などが新たに参加する。監督を前作と同じく佐藤信介が務める。
本日発売の「週刊ヤングジャンプ」20号にて、羌カイ(清野)の姉である羌象(キョウショウ)を山本が演じることが発表された。山本ふんする羌象は、哀しみの一族とも呼ばれ、千年を超える歴史を持つ伝説の暗殺一族蚩尤(しゆう)で羌カイと姉妹のように育った。夢は「外の世界を見ること」で、この夢が羌カイに大きな影響を与えることになる。
山本は出演発表に際して「動乱の世界で生きた一人の女性として、また妹を守る姉として、信念を貫く羌象という役どころを務めさせていただけたこと、非常に光栄に思います。演じるにあたり、成し遂げるべき使命、そしてまた導かれるものを考えながら素晴らしいキャスト・スタッフの皆様とキングダムという壮大な物語の中で尊い時間を過ごさせていただけたと思います。『遥かなる大地へ』『生きろ』というテーマが、今届けるメッセージとして皆様に響くことを願っております」と意気込みを語っている。
キャスティングに関して、制作サイドは「羌象は、強く優しく、羌カイにとって圧倒的な憧れを持つ実の姉のような存在です。超越した強さを持つ羌カイ役の清野菜名さんが、その存在を慕う説得力が必要でした。そこで、世界ジュニア中国武術選手権大会で金メダルを獲得し、原作ファンの皆さんご存知の通り、『キングダム』連載10周年記念特別動画で羌カイを演じた、その説得力と演技力を持つ、山本千尋さんこそ、羌象を演じていただくベストな方でした」と語っている。
山本は過去に中国武術の世界大会においてさまざまな部門で優勝をした経歴を持ち、映画『太秦ライムライト』などで華麗なアクションを武器にキャリアを重ねてきた。特撮ドラマ「ウルトラマンジード」ではヒロインを演じ、ドラマ「着飾る恋には理由があって」ではラブストーリー、三谷幸喜が脚本・演出を務めた Amazon Original ドラマシリーズ「誰かが、見ている」ではコメディーに挑戦するなど、女優として活躍の幅を広げている。「キングダム」連載10周年を記念した特別動画では羌カイを演じて話題を呼んでおり、羌象役で参加する『キングダム2 遥かなる大地へ』でのアクション演技に期待が高まる。(編集部・大内啓輔)
映画『キングダム2 遥かなる大地へ』は7月15日より全国公開