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窪田正孝、放射線技師の卵にエール「ご自身の健康を第一に」

「僕ら偽物ですから」と苦笑い 窪田正孝と本田翼
「僕ら偽物ですから」と苦笑い 窪田正孝と本田翼

 窪田正孝が19日、都内で行われた、『劇場版ラジエーションハウス』(4月29日公開)の「放射線技師の卵限定試写会」に登壇し、医療ドラマに携わる苦労を打ち明けながら、学生たちにエールを送った。この日は、共演する本田翼、医療監修の五月女康作も出席した。

窪田正孝、放射線技師の卵たち前に「僕ら偽物ですから」限定試写会フォトギャラリー

 本作は、CTやMRIなどの画像診断を通じて病の根源を見つけ出す、放射線科が舞台の同名漫画を映像化した、医療ドラマの劇場版。甘春総合病院の放射線技師・五十嵐唯織(窪田)と仲間たちが、離島にまん延する原因不明の感染症に立ち向かう。

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 上映後に登壇した窪田は、診療放射線技師を目指す約100名の学生を前に「本物ですよね……。僕ら偽物ですから」と笑いながら、「映画を観ていただいた後の方にしゃべらせてもらうのは初なので、皆さんがどんな表情をしているのか気になっています」と不安を告白。学生たちから盛大な拍手を受けると「大丈夫ですか……」と安どの表情を見せた。

 シリーズの撮影について「長ゼリフが多くて、専門用語はわからないから、口になじませて台本を覚える」と振り返った窪田は、「現場で実際にパソコンを動かしながらレントゲン(の見方など)を教えてもらっても、まぁわからない。台詞と場所(パソコン画面)が合っていないことは、よくありました」と苦労が絶えなかったことを打ち明ける。

 放射線科医・甘春杏を演じた本田も「この病気ってなんですか? というところから入るので、最初は病気の根本的な説明をしてもらいました」と回想。そして、「いまだに脳腫瘍がどれだかわからないです」と読影(検査画像から診療上の所見を得る)ができないことを明かして、学生たちの笑いを誘った。

 そんななか、一人の学生から「一番興味があるモダリティ(医療機器の種類)はありますか?」と質問が飛ぶと、窪田は「MRI」と回答。さらに、広瀬アリスが演じる放射線技師・広瀬裕乃にMRIの説明をするシーンを思い返し、「撮影はものすごく大変で、夜中の1時くらいに長ゼリフを覚えさせられたんです。できなかったんです! だから苦い思い出として残っています」とぶっちゃけ。同時に「お医者さんは人と向き合う仕事だけど、技師の皆さんは機械と向き合っている時間が長いと聞いていたので、そこをおろそかにしないあの感覚がリアルだったので、MRIが印象に残っています」と振り返っていた。

 イベントの最後には、窪田が真摯(しんし)な面持ちで学生たちにエール。「みなさんが救える命はたくさんあると思うから、何よりもまず、ご自身の健康を第一に考えてください」と呼びかけていた(錦怜那)

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