命綱なしで断崖絶壁に…若き天才アルピニストに迫るドキュメンタリー、日本公開決定
若き天才アルピニストに密着したドキュメンタリー映画『THE ALPINIST(原題)』の邦題が『アルピニスト』に決定し、7月8日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開されることが明らかになった。
本作は、第91回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を獲得した映画『フリーソロ』のアレックス・オノルドも絶賛したアルピニスト、マーク・アンドレ・ルクレールに迫るドキュメンタリー。世界でも有数の岩壁や氷壁、数々の断崖絶壁を命綱もつけず、たった独りで登る無謀なフリーソロという登山スタイルを貫いたマークは、SNS社会に背を向けながらも、不可能とされていた数々の世界の山脈の難所に挑み、次々と新たな記録を打ち立てていく。偉業を成し遂げながらも名声を求めない彼の性格によって、その世間的な知名度はほぼないに等しい。
本作では、雄大な自然を背景に、体力と精神力の極限に挑む孤高のアルピニストの驚くべきフリーソロというクライミング・スタイルに密着。監督を担当したのは、これまで数多くの登山にまつわるドキュメンタリー映画を製作してきたピーター・モーティマーとニック・ローゼン。彼ら自身、登山経験が豊富で、クライミングの魅力や危険性を熟知しているからこその臨場感あふれる映像となっている。
あわせて、目もくらむような断崖絶壁を登るマークの姿を頭上から捉えたポスタービジュアルも公開。命綱なし、両腕のみで岩壁をしっかりとつかんだマークがたった独りで行う命がけのクライミングの一端を見ることができる。(編集部・大内啓輔)