次世代韓流イケメンはだれ？注目の俳優たち
いま人気の「社内お見合い」をはじめ、動画配信サービスを通して、次々と世界に配信されている韓流ドラマ。その中で、次世代を担うといわれる新たな韓流スターたちが続々と登場している。（前田かおり）
「社内お見合い」アン・ヒョソプ
Netflixで今年2月末に配信されて以来、日本のランキング「今日のTOP10」の上位を賑わせている話題作で、文字通り漫画から飛び出してきたように登場するのがアン・ヒョソプだ。187cmの高身長に甘いマスクでエリート御曹司のカン・テムにふんし、俺様ぶりを炸裂させる一方で、ヒロインに翻弄（ほんろう）されてムキになったりスネたりと、純な少年っぽさも覗かせて、視聴者を夢中にさせている。
本作の成功でパク・ソジュンに次ぐ“ロマコメキング”ともいわれる彼は、1995年4月生まれで、7歳から17歳まではカナダ・トロントで育ち。2015年に「ポンダンポンダン 王様の恋」で俳優デビューすると、「30だけど17です」「トップマネジメント」「アビス」で注目を浴びた。「浪漫ドクター キム・サブ2」では優秀だがワケありな青年医師役で「第56回百想芸術大賞」のTV部門男性新人演技賞を受賞し、時代劇「ホン・チョンギ（原題）」でも高い評価を受けた。次回作は、台湾の人気ドラマ「時をかける愛」のリメイク作となるNetflixオリジナルシリーズの「君の時間の中へ（原題）」で、制服姿も披露するという。
もう一人は、テムの秘書チャ・ソンフンを演じたキム・ミンギュ。寡黙で自分の心のうちを明かさないが、好きになった女性には情熱的に尽くすという役どころ。キスの途中で眼鏡を外す“眼鏡キス”や、ソフトな外見と鍛えられた肉体とのギャップもウケて人気急上昇中だ。1994年12月生まれの彼は、「シグナル」「パフューム～恋のリミットは12時間～」といった作品に出演。「カンテク～運命の愛～」では時代劇に初挑戦し、「コンビニのセッピョル」、Disney＋（ディズニープラス）で配信中の「スノードロップ」など作品ごとにキャリアアップ。今後の活躍から目が離せない。
ロウン
宮廷ロマンス史劇「恋慕」で男装の世子（王の世嗣ぎ）を初恋の相手とも知らずに支えるピュアな教育係ジウン役でファンを魅了したロウン。4月からNetflixで配信が始まった異色のファンタジードラマ「明日」では、あの世で自殺願望者を救う危機管理チームの契約社員になる役どころ。失敗ばかりの新米ぶりで笑いを誘う一方、人々を助けようと懸命になる姿で涙腺を刺激する。1996年8月生まれのロウンは9人組ダンスボーイズグループ「SF9」のメンバーとしても知られるが、演技ドルとしての評価も抜群だ。なかでも漫画の世界を描いた「偶然見つけたハル」で名もなき端役のハルが自我に目覚めていく姿を見事に表現し、2019年のMBC演技大賞で男性新人賞を獲得した。190cm超の高身長に、“彫刻男子”とも称されるビジュアルで、さらに存在感が増すのは確実だ。
パク・ヒョンシク
ディズニープラス スターで配信中の「サウンドトラック#1」で主演を務めたパク・ヒョンシク。本作では長年の親友ウンス（ハン・ソヒ）への思いを秘めた新進カメラマンのソヌの心の揺れを好演し、優しく温かみある微笑みで魅了する。ロマンチックな役どころが似合う彼は、1991年11月生まれ。ボーイズグループZE:Aの一員としてデビューし、俳優として「上流社会」「花郎〈ファラン〉」「力の強い女 ト・ボンスン」「SUITS／スーツ」など多彩なジャンルでスター性を発揮。昨年韓国で放送された「ハピネス（原題）」では近未来を描くスリラーにも挑戦。大人のロマンスを演じた彼の次なるステージが待ち遠しい。
キム・ヨンデ
4月22日からU-NEXTで配信がスタートした「流れ星」。韓国芸能界を舞台に、スターと彼らを支える事務所スタッフたちの奮闘を描くラブコメディーで、国民的スターだが、素顔は問題ありのキャラを演じるキム・ヨンデにも注目したい。1996年3月生まれの彼は、韓国で社会現象にもなった愛憎劇「ペントハウス」で主人公の息子を好演し、2021年にSBS演技大賞で新人演技賞を受賞した。俳優としてはロウン主演の「偶然見つけたハル」でメインキャストを務め、美形ぶりから“顔の天才”とも呼ばれるASTROのチャウヌ主演作「女神降臨」にゲスト出演して話題にもなった。中国への留学経験があり、中国語が得意。日本では、この4月からNHK Eテレで放送の「ハングルッ！ナビ」の2022年度前期スキットドラマに出演している。日本での人気も一気に高まりそうだ。