斎藤工『シン・ウルトラマン』のスケール実感 全長60mレッドカーペット歩く
俳優の斎藤工が9日、歌舞伎町のゴジラロードで行われた、映画『シン・ウルトラマン』レッドカーペットイベントに参加。劇中のウルトラマンの全長にちなんだ、60メートルの“シン・ウルトラレッドカーペット”を闊歩した斎藤は「ウルトラマンのスケール感を歩ませていただいた」と語っていた。イベントには長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴、早見あかり、樋口真嗣監督も出席した。
『シン・ゴジラ』でもタッグを組んだ、企画・脚本の庵野秀明と樋口監督が、1966年の放送開始以来、国内外で愛されてきた特撮番組「ウルトラマン」の原点に立ち返りつつ、現代の日本を舞台に新たな世界観で描く本作。斎藤は、謎の巨大生物「禍威獣(カイジュウ)」に対応する禍威獣特設対策室専従班(禍特対)で作戦立案担当官を務める、ウルトラマンになる男・神永神二を演じる。
この日はあいにくの雨模様となったが、レッドカーペットの両側には大勢のファンが集合。熱視線に笑顔で手を振るファンサービスで応えた斎藤は、全長60メートルというウルトラマンと同サイズのレッドカーペットに「ウルトラマンのスケールを実感しました」としみじみ語った。
これまで、“ウルトラマンになる男”と紹介されている斎藤の役柄だが、その存在にはまだ多くの謎が残されている。本作について、これまでのイベントでも一貫して「言語化が難しい」と語っていた斎藤は、4日後に公開が迫った気持ちを聞かれると「公開を迎えて、皆さんと一緒に映画を育てていきたいし、その姿を見届けたいです」と期待に胸を膨らませた表情を見せた。
また、長澤が「皆さんに観ていただける日が近づいてきたと思うと嬉しいですし、ぜひ感動の映画体験をしていただきたいです」と語ると、西島も「数日前に完成作品を観させていただいて、非常に感動したので、公開したら観客の皆さんと感想を共有したい」と早くも公開後に思いを馳せていた。
最後に斎藤は「多くの世代の人が、円谷(英二)さんの作られたウルトラマンに熱狂し、そこに込められた優しさや平和を思う気持ちを受け取ってきたと思います。それをまた、子供たちに届けられたら」と作品に込めた思いを語っていた。(磯部正和)
映画『シン・ウルトラマン』は5月13日より全国公開