DC映画『ワンダー・ツインズ』製作中止
DC映画『ワンダー・ツインズ(原題) / Wonder Twins』の製作が中止になったと The Hollywood Reporter などが報じた。地球外からやって来た双子のスーパーヒーロー役にはドラマ「リバーデイル」のK・J・アパと「アレクサ&ケイティ」のイザベル・メイが決まり、7月初めにも撮影開始となる予定だった。
製作中止の決定は、数週間前になされたとのこと。同作は米ワーナーの動画配信サービス HBO Max 用の長編映画となる予定だったが、先日、ワーナーメディアとディスカバリーが統合して新たにワーナー・ブラザース・ディスカバリーが誕生。新たな上層部は「DC映画は配信用ではなく、劇場公開用として作るべき」という指針を採用しており、『ワンダー・ツインズ(原題)』は劇場用の映画にするにはニッチすぎるという判断になったのだという。
また、『ワンダー・ツインズ(原題)』の製作費は7,500万ドル(約97億5,000万円・1ドル130円計算)と見込まれており、これも製作中止の一因になったのだという。新たにトップになったデイビッド・ザスラフCEOは、HBO Max オリジナル映画の製作費は3,500万ドル(約45億5,000円)以下に抑えるべきだという考えだといい、今後もボツになる企画が増えることになりそうだ。
『ワンダー・ツインズ(原題)』は、ドウェイン・ジョンソン主演のDC映画『ブラック・アダム(原題) / Black Adam』(今年公開予定)の脚本家アダム・スティキエルが脚本を執筆し、監督も務める予定だった。(編集部・市川遥)