『ショーシャンクの空に』金ローで放送!見どころ&吹き替え声優は?
5月20日の「金曜ロードショー」(日本テレビ系)にて、映画『ショーシャンクの空に』(1994)が放送。24年ぶりの地上波放送となる本作の見どころや、キャストや吹き替え声優をおさらいしたい。
【画像】ティム・ロビンスとモーガン・フリーマンの熱き絆『ショーシャンクの空に』
スティーブン・キングの「刑務所のリタ・ヘイワース」を原作とする本作。腐敗した刑務所で囚人として過ごす主人公のアンディーが、どんな苦境に立たされても希望を捨てずに、前を向いて生き抜く姿が描かれる。金ローとしては視聴者のリクエストに応じてオンエアする作品が決定する企画の第5弾作品で、これまで『天使にラブ・ソングを…』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ3作品、『E.T.』『プラダを着た悪魔』『タイタニック』『スタンド・バイ・ミー』『グーニーズ』といった名作が放送されてきた。
主演を務めたのはティム・ロビンス(声:大塚芳忠)で、若き銀行の副頭取だったアンドリュー・デュフレーンを演じる。アンディーは妻と間男を殺害した罪でショーシャンク刑務所に入所することになり、最初は刑務所の「しきたり」に逆らい孤立していたが、刑務所内の古株で“調達係”のレッドと出会い、ほかの受刑者たちとは異なる繋がりを感じ、絆を深めていく。このレッドことエリス・ボイド・レディングにはモーガン・フリーマン(声:池田勝)がふんしている。
アンディーが入所して2年が経ったとき、監視役のバイロン・ハドレー主任が抱えていた遺産相続問題を解決する事の報酬として、受刑者仲間たちへのビールを獲得する。これを機に、アンディーは刑務所職員からも受刑者仲間からも一目置かれる存在になる。キャストにはサミュエル・ノートン刑務所長役でボブ・ガントン(声:仁内建之)、ハドレー主任役でクランシー・ブラウン(声:田中正彦)、検察官役でジェフリー・デマン(声:糸博)が出演。刑務所仲間には、ヘイウッド役でウィリアム・サドラー(声:江原正士)、トミー・ウィリアムズ役でギル・ベローズ(声:真地勇志)、ボッグズ・ダイアモンド役でマーク・ロルストン(声:金尾哲夫)、ブルックス・ヘイトレン役でジェームズ・ホイットモア(声:宮田光)が名を連ねる。
監督を務めたのは『グリーンマイル』『マジェスティック』『ミスト』のフランク・ダラボン監督。映画を愛する芸人のこがけんは、本作の魅力は「アンディーの曲がらない信念」にあるという。「彼の流されない姿勢は、どんな心挫けそうな状況でも腐らず根気よくポジティブでいることの素晴らしさを物語っています。そんなアンディーを支えているものは『希望』。しかし長く囚人生活を送るレッドは、アンディーに『“希望”を持つなんて塀の中では禁物だ』と忠告します。このアンディーの言葉を聞いて、僕はまるで芸人がテレビに何にも出れない、売れない長い期間が、まさにこれだと思いました! 少しの希望があるからこそ、売れる保証はないのに続けてしまう……本作に出てくる『がんばって生きるか、がんばって死ぬか』のセリフが身に染みますね。きっと本作を観れば、多くの人が、両者それぞれの主張に共感できると思います。そんな忠告をするレッドにアンディーは生き様で示すんです。果たして、『希望』という言葉に懐疑的なレッドに、アンディーが示したものとは一体なんだったんでしょうか!?」と語る。
そんなこがけんが好きなのは、屋上で作業していた囚人たちが特別に冷えたビールにありつけるシーンだとか。「囚人たちの顔は自由を手にしたかのように輝いて、この時ばかりは刑務官と囚人らがひとつの空の元で屈託なく過ごす、『人間らしさ』とは一体何かを考えさせられるシーンです。何より、このシーンでみせるアンディーを演じるティム・ロビンスの、惚けたような爽やかな表情がいつまでも心に残ります」。また、好きなセリフは「なんといっても一番は、極限状態でアンディーが口にした『がんばって生きるか、がんばって死ぬか(Get busy living or get busy dying)』のセリフです! 映画を最後まで観た上で、何度でもこの言葉の意味を考えたくなる……まさに映画史に残る名言ではないでしょうか!? ぜひ、あなたなりの答えを模索してみてほしいです!」と熱く明かしている。(編集部・大内啓輔)
映画『ショーシャンクの空に』は5月20日よる9時~11時24分に放送