『トップガン』ペニー・ベンジャミンとは誰?前作にも出ていた?
映画『トップガン マーヴェリック』でジェニファー・コネリーが演じた新ヒロイン、ペニー・ベンジャミンに注目したい。
本作は、トム・クルーズをスターダムにのし上げた出世作『トップガン』36年ぶりの続編。主人公マーヴェリック(トム)は、かつて自身も厳しい訓練に挑んだアメリカ海軍パイロットのエリート養成学校、通称“トップガン”に教官として戻ってくることになる。前作では女性教官のチャーリー(ケリー・マクギリス)と恋に落ちたマーヴェリックだったが、今回はペニー・ベンジャミンという新たな女性とのロマンスが描かれる。
ペニーはパイロットたちがたむろするバーのオーナーをしながら、娘を育てるシングルマザー。マーヴェリックとは若い頃、恋愛関係になったことがあり、何度かくっついたり離れたりを繰り返したらしい。
実はこの「ペニー・ベンジャミン」という名前は、前作にも登場していた。映画の冒頭、マーヴェリックが相棒のグースと共に上官スティンガーから呼び出されるシーンで、マーヴェリックはスティンガーに「管制塔をかすめ飛ぶこと5回、さらに低空飛行で脅かした相手が司令官のお嬢さんときた」と叱責される。するとグースは「ペニー・ベンジャミンか?」(字幕版では「ベニーか?」になっている)とマーヴェリックの耳元でささやく。
その後もメグ・ライアン演じるグースの妻キャロルが「あなたペニー・ベンジャミンにすごかったんですって? みんな聞いた。他の子のことも全部聞いている」とマーヴェリックをひじで小突くシーンがあり、ペニーの名前に聞き覚えがあった人もいるかもしれない。
ちなみに、ペニー役のジェニファー・コネリーは『ビューティフル・マインド』(2001)でアカデミー賞助演女優賞に輝いた経歴を持つオスカー女優。本作のメガホンを取ったジョセフ・コシンスキー監督とは『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017)でも仕事をしている。(編集部・中山雄一朗)