松岡茉優がスカジャン刑事に!「初恋の悪魔」に柄本佑、佐久間由衣、安田顕ら
林遣都と仲野太賀がダブル主演を務める日本テレビ系のドラマ「初恋の悪魔」(7月スタート、毎週土曜日よる10時~放送)に、松岡茉優、柄本佑らが出演することが決定した。
本作は、脚本家・坂元裕二が手掛けるミステリアス・コメディー。ヘマをして停職処分中の刑事・鹿浜鈴之介(しかはま・すずのすけ/林)のもとに、総務課・馬淵悠日(まぶち・はるひ/仲野)、生活安全課・摘木星砂(つみきせすな/松岡)、会計課・小鳥琉夏(ことり・るか/柄本)と部署もバラバラでそれぞれ訳ありな人物が集まり、刑事とは違った感性と推理で難事件を解明する。
松岡演じる星砂は、かつて県警捜査一課に所属していたが、いまは生活安全課で万引きなどを担当する刑事。服装はいつも同じのスカジャンスタイルで、ぶっきらぼう。しかし、実はそれは本当の彼女の姿ではなく……という謎の多い役柄だ。
偏屈で堅物の会計課の職員・小鳥役を柄本が担う。さらに、一生懸命で真面目な新人刑事・服部渚(はっとり・なぎさ)役を佐久間由衣、渚の先輩刑事・口木知基(くちき・ともき)役を味方良介が担当する。
ほかにも、鈴之介宅の隣人で自称小説家、奇異な行動を見せる謎の男・森園真澄(もりぞの・ますみ)役に安田顕、小さな病院で開業医をし、なにかと4人の捜査の力となってくれる、元監察医の小洗杏月(こあらい・あづき)役に田中裕子といったキャストが名を連ねる。(編集部・梅山富美子)
松岡茉優コメント全文
Q:「初恋の悪魔」に出演するにあたって
今回、出演するお話をいただいてから、どんなお話で、どんな役をいただくのかずっと待ち焦がれていました。坂元裕二さんの脚本は、“おかしみ”と“可愛らしさ”にあふれる愛すべきキャラクターたちが紡ぐ物語です。今回初めて共演する方も、お久しぶりの方もいらっしゃるのですが、坂元さんの作ったフィールドの上で精一杯演じながら、これからどんな物語になっていくのか、観てくださる方たちと一緒に楽しみたいなと思っています。
Q:摘木星砂という役柄について
例えば、お友達とかに本当は言ってあげたいな、こう言えたらいいのにな、と思うことをさらっと言える人で、脚本を読んでいて気持ちがいいです。登場人物のみんな、そして星砂さん自身も、なにか消化できない思いを抱えている、愛おしい人たちなので、どんな化学反応が起きるのか、私自身とても楽しみです。
Q:星砂のファッションについて
スカジャンは、なかなか着させていただく機会がありませんでした。衣装合わせの時に、よりどりみどり20着以上用意していただき、そこから選ばれました。星砂さんは靴下も片方ずつ別のものを履いていたりして、彼女のちぐはぐさが着ているものに出ているのでしょうか。警察官の役は初めてで、警察手帳用に警察官の制服も着させていただいたのですが、星砂さんはいつも私服で過ごしている人なので、今後、制服を着る機会はあるのでしょうか……?
Q:共演者の印象
林遣都さんとは18歳のときに時代劇(「銀二貫」)でご一緒したのが初めてで、錚々(そうそう)たるキャストの中で、若くして主演を務められていて、その中で座長としての勇ましさを感じていました。仲野太賀さんとは、16歳の時に初めて共演して、縁が深くて、もう3、4回ご一緒していると思います。10代の時からの仲なので、一緒にドラマができて嬉しいです。柄本佑さんは、共演は初めてですが、佑さんがこれまで演じてきた役は、他の方では想像ができない印象があって、佑さんがやるとその役が生き生きして血がめぐる感じがしていました。今回演じられる小鳥琉夏役もとても楽しみです。
Q:坂元裕二さん脚本のドラマ出演について
ドラマでは「問題のあるレストラン」以来2回目で、その時演じた千佳ちゃんという女の子が私の心の中にずっと居続けています。星砂という役にもとことん向き合おうと思います。役づくりにおいて、坂元さんの脚本の中には、必ず答えが入っているので、こうやろうかな、こうなんじゃないかな、と思っていたのではない答えが出てくるときもあります。なので何度も何度も読み込んで、その答えを逃さないように見つめていかないといけないなと思っています。
Q:「初恋の悪魔」を楽しみにされている視聴者へ
今回はちょっとトリッキーな演出がなされる予定で、私たちもどうやって撮るのかまだ知らない仕掛けがあるようです。没入感のある演出です。見ている皆さんと一緒に謎を解くような感覚です。このドラマは、言うなれば、「没入型推理サスペンスラブコメディー」でしょうか? 略して「没コメ」(笑)臨場感のある中で、皆さんと一緒に、誰が悪い、良いではなく、なぜ、なんで事件は起きてしまったのかを見つめていければと思っています。