「正直不動産」最終回で山下智久＆山崎努の名シーン！和菓子職人の一言に沸く
7日、山下智久主演のNHKドラマ「正直不動産」（毎週火曜夜10時～）の最終回が放送され、放送前から注目を浴びた山下と山崎努（「崎」は「たつさき」）の再共演の場面が「泣ける」「素敵なシーン」など反響を呼んでいる。とりわけ、山崎演じる和菓子職人が放ったある一言が注目を浴びた（※一部ネタバレあり）。
本作は、大谷アキラ（漫画）、夏原武（原案）、水野光博（脚本）による同名漫画に基づく、不動産業界を舞台にしたコメディー。山下演じる主人公・永瀬財地は、“ライアー永瀬”のあだ名で呼ばれるほど嘘八百を並べて売り上げトップを誇っていたやり手営業マン。しかし、ある日土地のたたりによって嘘をつけない体となり、一転して“正直すぎる”営業マンとして奮闘。嘘をつこうとした瞬間、どこからともなく風が吹き（ファンの間では正直の風と呼ばれていた）本音が飛び出す……というのがお約束だった。おかげで成績はガタ落ち、豪勢なタワマンからボロアパート暮らしとなり地味な生活になっていたが、いつしか後輩の月下（福原遥）に尊敬されるようになり、自身もまた“ライアー永瀬”時代には味わうことのなかった充実感を得られるようになっていた。
最終回の10話「正直不動産、誕生」では、登坂不動産の社長（草刈正雄）に恨みを持つライバル会社・ミネルヴァ不動産の鵤社長（高橋克典）が、本気で登坂を潰そうと画策。そんななか、永瀬はとあることから以前のように「息を吐くように」嘘がつけるようになる。
山崎努演じる和菓子職人・石田努が再び姿を現したのは、登坂が管理を任されている物件のオーナー（でんでん）から契約を解除したいとの連絡を受け大ピンチに陥ったときのこと。永瀬は月下と共にオーナーのもとに向かうもそこにはミネルヴァの社員・花澤（倉科カナ）が。登坂と契約を打ち切り、より良い条件のミネルヴァと契約するという。永瀬はやむを得ず嘘でその場を切り抜けようとするが、そこへ偶然、オーナーの知人だった石田がやって来たことから事態は思わぬ方向へ向かう。
石田にピンチを救われた永瀬は「ありがとうございました」と深々頭を下げ、石田は永瀬に「礼ならお宅の社長に言え。いい顔になったな」とだけ言ってカメラをパチリ。永瀬は再び頭を下げ、万感の思いで石田の背中を見送る……というシーンで、山崎の出演は5分に満たないものだったがネット上では「山崎努さんかっこいい」「胸熱」「思いが詰まった共演」など感動の声であふれていた。
名言といえば、すっかり人気者になった永瀬の元同僚・桐山（市原隼人）も話題に。今回もまた桐山に助けられた永瀬は、彼への尊敬と共に「自分は同じところをグルグル回っている」と弱音を吐く。桐山はそんな永瀬を「それが螺旋階段だったらちょっとずつ上がっているんじゃないか」と励まし、いつしか芽生えた二人の熱い友情も視聴者の心をつかんでいた。
そのほか、ライアー永瀬に戻った際の壁ドン＆ウインク（＆小躍り）、メインバンクの融資課・榎本美波（泉里香）にビンタされて吹っ飛ぶ永瀬、そしてラストで登坂社長が発表した社内の営業成績の意外な（だけど感動的な）結果にも沸いていた。
なお、本作の第7話から最終話までが6月12日から14日にかけて再放送。14日夜10時よりドラマを振り返る特別番組「正直不動産 感謝祭」が放送される。（編集部・石井百合子）