「鎌倉殿の13人」坂口健太郎の“成長著しい金剛”話題
12日放送の三谷幸喜脚本、小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)第23回で、坂口健太郎演じる金剛(のちの北条泰時)が初登場。「成長著しい金剛」のテロップのほか、弱冠空気が読めない愛嬌たっぷりのキャラクターが支持され、「俺たちの●●」のハッシュタグをつけたツイートも目立った。
本作は、鎌倉時代を舞台に、野心とは無縁だった伊豆の若武者・北条義時(小栗)が鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(大泉洋)にすべてを学び、武士の世を盤石にした二代執権に上り詰めていく物語。第23回「狩りと獲物」では、頼朝の嫡男・万寿(金子大地)の披露目の場として、御家人を集めて富士の裾野で巻狩りが行われる中、曽我十郎(田邊和也)・五郎(田中俊介)兄弟が謀反へと動く波乱のエピソードとなった。
第23回では坂口演じる金剛が登場。前話では金剛を子役の森優理斗が演じていただけに、「成長著しい金剛」のテロップにSNS上では「確かに」「著しすぎる」「笑った」と沸いていた。本エピソードでは金子大地演じる頼朝の嫡男・万寿も登場し、巻狩りの場で両者を比較するかたちでキャラクターを説明。この場は、万寿を「次なる鎌倉殿」とアピールするための場だったが、万寿はまったく獲物を得られずウサギにすら逃げられてしまうほど。一方、金剛は早々に小鹿を仕留め、得意満面で頼朝に見せようとするが義時はしょんぼりしている万寿、頼朝を気遣い「やめた方がいい」と阻止。
その後も万寿は、やきもきする和田義盛(横田栄司)や三浦義村(山本耕史)に焦りを募らせ、「おまえやってみろ」と金剛の腕を試したところあっさり鳥を仕留め、金剛は大はしゃぎ。万寿はさらに落ち込み、何とも気まずい空気が流れるも、金剛のKYな一面が微笑ましく映ったようでネット上ではwのマークがあふれていた。坂口が連続テレビ小説「おかえりモネ」でヒロイン(清原果耶)の相手役を務めた際には「俺たちの菅波」のハッシュタグがトレンドになっていたが、今回も「俺たちの金剛」「俺たちの泰時」など親しみを込めたツイートが多く寄せられていた。
坂口は、本作で大河ドラマ初出演。金剛は、のちに第三代執権にして日本史上屈指の名宰相となる。(編集部・石井百合子)