大和悠河、アニメ「怪盗クイーン」で初声優!男役の経験生かして手応え
アニメーション映画『怪盗クイーンはサーカスがお好き』が17日に初日を迎え、東京・新宿バルト9にて舞台あいさつが開催。声優キャストとして参加した大和悠河と加藤和樹、原作者のはやみねかおる、主題歌を担当するリトルブラックドレスが登壇してクロストークを繰り広げた。
本作は、映像化もされた「都会のトム&ソーヤ」シリーズや「名探偵夢水清志郎事件ノート」シリーズで知られるはやみねかおるによる児童書が原作。狙った獲物を大胆かつ華麗に盗み出す怪盗クイーンの活躍を描き、2002年に刊行されて以来、20年にわたって人気を博してきた。劇場アニメとなる本作では、主人公の怪盗クイーンとパートナーのジョーカー、人工知能のRDが、伝説の宝石をめぐりサーカス団との駆け引きを繰り広げる。
怪盗クイーン役で声優に初挑戦した大和はこの日、クイーンの衣装で登場。「昨日、気がついたら、髪がパールホワイトになっていました」と髪をなびかせながら、まさにピッタリのビジュアルで客席に笑顔をふりまく。客席からは大きな拍手が起こった。
原作者のはやみねは「20年前にスタートした作品ですが、アニメ化されて夢が叶いました」と興奮を隠せない。「20年もの間多くの人が読んでくれたことに感謝の気持ちしかありません」と喜びをかみしめ、隣に立つ大和の姿を見ながら「クイーンが隣にいるなんて……リアルで、夢を見させてもらっているようです」と大喜び。
そんな大和はクイーン役のオファーがきたとき、最初は「なぜ私に!?」と驚いたそう。だが、性別・年齢・国籍不明というキャラクターについては「宝塚歌劇団で男役をやっていたので、うまく自分の二面性が使えるかなと思いました」と納得の説明。「クイーン役に決まって、みんなに喜んでもらえたし、みなさんの熱を感じて映画化できてよかったと思いました」とにっこり。相棒のジョーカーの声を務めた加藤についても「ジョーカーの低音の響く声を聞くと、ものすごく頼もしい。安心するんです」とべた褒めだった。
アフレコは大和と加藤、RD役を務めた内田雄馬の3人で行われたという。原作を読んですっかり作品のとりこになったと言う加藤は「アクションシーンのアフレコで大和さんが『ウッ』とか動きながら声を出すのを後ろから見ていて、可愛かったです」と話すと、大和は思わず「見られていたなんて、ちょっとこっぱずかしい……」と大テレだった。(取材・文:福住佐知子)
映画『怪盗クイーンはサーカスがお好き』は公開中