野沢雅子、原作者の鳥山明と『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』鑑賞 気になる反応は？
9日、都内で『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』の応援上映付き舞台あいさつが開催。孫悟空の声を担当した野沢雅子をはじめ、古川登志夫（ピッコロ役）、皆口裕子（パン役）が登壇し、本作のアフレコや試写会の思い出などを語った。
本作は、鳥山明のコミックを原作にした『ドラゴンボール超』シリーズの劇場版。孫悟空や孫悟飯、ピッコロたちが、かつて悟空が壊滅させたはずの悪の組織「レッドリボン軍」が作り出した人造人間と闘いを繰り広げる様を描く。イベントでは野沢、古川、皆口の3人が劇中シーンのアフレコを生で再現する演出も行われた。
応援上映直後の熱気の残る会場に現れた野沢。カラフルなライトを持って歓声で迎えるファンを前に「すごいわね～」と嬉しそうな表情を浮かべた。本作は興収も20億目前と大ヒット中ということで、野沢も「私のお友だちは『今回のが最高に面白い』って全員言いました」とその出来栄えに満足そうな表情を見せる。続けて「よく次から次へと新しいキャラクターや設定が出て来るなって。しかも個性的で、みんな面白くて。だから見てくれるんでしょうね」と感心しきり。
さらに、試写会で本作を見た際は「鳥山先生と一緒に見た」と明かし、「先生が一つ後ろで見ていて、終わったら『面白かったですね、野沢さん』って。『面白かったけど先生がお描きになったんですよ』って」と鳥山との微笑ましいやりとりも紹介した。
古川も「ツイッターのフォロワーが爆上がりしました」とやはり見てくれた人からの反響が良かったとのこと。皆口も「友だちや事務所の後輩の子が見たよってラインくれました。大田紳一郎くんも見てくれたみたいです」と周囲の反響を紹介。
そんななか、野沢はアフレコではピッコロ役の古川とはあまり話をしなかったとのこと。「話しかけられたら返事をしないといけないので話をしますけど、敵役（の方）とはやっぱり普通のことでも話しちゃいけないって思ってしまうんです。私からは話しかけない」と理由を明かす。古川も「天下一武道会の頃は口も聞いてもらえませんでした」と笑顔で回顧。だが、もちろん二人は仲が悪いわけではないといい、野沢は「美容院が一緒だから仲はいいんです」とにっこり。
野沢によれば、過去に古川に紹介したことをきっかけで、同じ美容室にそれぞれ通うようになったとのこと。野沢は「美容室に行くと『（美容室の人が）こないだも（古川が）来てくれました』って。一回紹介しただけなんですけど、義理堅くていい人です」と古川の人柄を絶賛。「でも、アフレコにおいては（敵役だから）ちょっとね……」と続けて会場を笑わせていた。（取材・文：名鹿祥史）