10か月の壮絶な肉体改造!『ソー:ラブ&サンダー』ナタリー・ポートマンが芸術的な筋肉を手にするまで
映画『ソー:ラブ&サンダー』(全国公開中)で新ヒーロー、マイティ・ソーを演じたナタリー・ポートマン(41)。公開前から、ナタリーの鍛え抜かれた上腕二頭筋が話題となっていたが、彼女はいかにして芸術的な筋肉を手に入れたのか? 彼女のトレーナーを務めたナオミ・ペンダーガストが、実際のトレーニングメニューと合わせてVarietyに詳細を明かしている。
ナオミによると、ナタリーの総トレーニング期間は10か月。「最初は彼女の腕と腹筋を鍛えていく予定でしたが、ケガなく目標を達成するために、体を慣らすことから入りました」と4か月間じっくりと基礎を固めていったそうで、「本撮影の5か月前からトレーニングを始め、撮影中も彼女の筋肉量を整えるために筋トレを続けました」と明かす。
ナタリーが主に鍛えたのは上半身で、ボクシングやランニング、腕・背中・胸部のワークアウトを週3回にわたり実施。残りの2日はピラティスを中心に、ケガ防止のためのストレッチやエクササイズなど、体の回復期間に当てたという。「スケジュールにもよりますが、トレーニングは1日平均1時間半から2時間。撮影が始まると多忙になってしまうので、撮影前の朝4時30分から始めることもありました」
上半身を強化するためのメニューは、大きく分けて二つ。一つはゴムバンドやスライドディスクを使用したウォーミングアップ。もう一つは、1分間のストレッチを挟んだスーパーセットトレーニングだ。1セット目はダンベルローイング(10回)とオフセットプッシュアップ(10回)、2セット目はダンベルリバースフライ(10回)と座った状態でのショルダープレス(10回)、3セット目はダンベルアームレイズ(20回)と懸垂(6~8回)、4セット目はダンベルカール(10~12回)やボクシング、体幹トレーニングという過酷なメニューをこなしていった。
また、筋力増加のためにはトレーニングのみならず、食生活も気にする必要がある。ナオミ曰く、ナタリーはビーガンだったこともあり「非常に健康的な方で、食事メニューを大きく変える必要性はありませんでした」という。「バルクアップのためには、1日数回摂取するビーガン用プロテインの量を増やしました」
これだけ壮絶なトレーニングをこなしたナタリーは、10か月間大きなケガ一つなかったというから驚きだ。努力を積み重ね、マイティ・ソーに相応しい肉体を手にした彼女の姿勢に、ナオミも「彼女自身が全てを上手くこなせるように調整していました」と絶賛している。(編集部・倉本拓弥)