カメ止め・竹原芳子、同期ZAZYの“しゃもじ似顔絵”に感激!フランス版日本公開
映画『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督と竹原芳子が15日、都内で行われたフランス版リメイク『キャメラを止めるな!』の初日舞台あいさつに出席した。イベントには、竹原のNSC同期でもあるお笑いタレント・ZAZYも登壇し、得意のフリップ芸で竹原の似顔絵を披露する一幕もあった。
2018年に日本で空前のヒットとなった『カメラを止めるな!』を、『アーティスト』などのミシェル・アザナヴィシウス監督がリメイクした本作。日本で大ヒットしたゾンビ映画のリメイクに挑むことになった、映画監督の悪戦苦闘を描く。主演のロマン・デュリスとベレニス・ベジョらに加え、オリジナル版にも出演した竹原がプロデューサー役で出演。上田監督も日本語吹き替え版の監修として参加した。
竹原は「去年フランスで撮影して、いつ公開になるかわからず、今日ここに立たせていただいけることにホッとしています。光栄です」とあいさつ。公開を前に「いろいろと、4年前のことを思い出したりしました」と切り出すと、「なんとも言えない気持ちなんです。アカデミー賞の時にパーティがあって、そこで上田監督があいさつしている映像を自分が撮ったものがあったんで観ていたのですけど、『みなさんのおかげでここに立たせてもらっています』って。そんなことも思い出したり……。本当にありがとうございます。嬉しいです。胸いっぱいです」と目を潤ませた。
上田監督も「不思議な気持ちでいっぱいですね。4年前に2館から始まった映画が、まさかこんな風になるとは思わなかったです」と感激の表情を見せると「ミシェル監督の『アーティスト』をシネコンで観た時にすごく感動して、『僕も面白い映画を作るぞ』ってバトンを受け取った気持ちになったんです。そのミシェル監督が『カメ止め』を撮るなんて。びっくりしています」としみじみ。また本作は、76カ国での上映が予定されており「76カ国で竹原さんが見つかるということで、数年後には竹原さんが世界的な大スターになっているかもしれないです」と期待を寄せていた。
ZAZYは、竹原が本作でカンヌ国際映画祭に出席した際に「同期より結果出そうと11年やってきたけど、この同期カンヌ行ってる、、」とTwitterに投稿するなど、その活躍を羨んでいたという。この日、あらためて竹原と対面したZAZYは「カンヌはびっくりしました。『カメ止め』の時もびっくりしたんです。日本の大ヒット映画に出てるって。そこからカンヌですよ。何それって思いました」と笑顔。
さらに「今日、11年ぶりにお会いするんですけど、当時と変わっていない。この小さな体からどうしてこんなバイタリティが出てくるのかって」と竹原を称賛したZAZYは、自身の代名詞ともなっているフリップ芸で、竹原をしゃもじに見立てた絵を披露。「今、家で自立できるしゃもじを使っているんですけど、竹原さん、しゃもじみたいじゃないですか。だからしゃもじで」と照れ臭そうに語った。
この似顔絵には、上田監督も驚きの表情。竹原も感激しきりで、「家に飾っときます。笑顔の絵やし、すごく嬉しい。似顔絵描かれる時は、しいたけみたいなのが多いんですけど、こんなに艶やかなのは嬉しい」と満面の笑みで語った。(取材・文:名鹿祥史)
映画『キャメラを止めるな!』は全国公開中