「六本木クラス」三浦透子歌唱の挿入歌が公開 Wヒロインの恋心に重なるバラード
21日に放送された竹内涼真主演のテレビ朝日系ドラマ「六本木クラス」(毎週木曜夜9時~)第3話で、三浦透子が歌唱する挿入歌「点灯」が公開された。シンガーソングライターのbutajiが書き下ろした、二人のヒロインの心情と重なる本楽曲について、三浦は「葵の心の奥底に一筋光が差し込む、その瞬間にそっと触れるような声を鳴らせたらという思いで歌いました」とコメントを寄せている。
チョ・グァンジンのウェブ漫画「六本木クラス~信念を貫いた一発逆転物語~」とパク・ソジュン主演による韓国ドラマ「梨泰院クラス」(2020・Netflix)を原作にした本作。東京・六本木を舞台に、ある事件により人生を狂わされた主人公・宮部新(竹内)が巨大外食産業「長屋ホールディングス」の会長・長屋茂(香川照之)とその息子・龍河(早乙女太一)に復讐を誓い、亡き父に教えられた信念を胸に巨大権力に立ち向かっていくさまを追う。
三浦が歌う「点灯」は、第3話でIQ162の人気インフルエンサー・麻宮葵(平手友梨奈)が新にキスすると同時にイントロが流れ始め、その後に続く葵の母親との会話、そして葵が自分の生き方を決めるために橋の上でコイントスをする一連のシーンで披露された。「宛てもなく ぬかるむ足下で 果てしなく見えた景色が あなたに出会って変わった そんな奇跡を起こした人」という歌詞には、新の初恋の相手で誰の助けも必要としないと強がっていた優香(新木優子)や、ソシオパスで社会になじめず生きることにネガティブだった葵が、新との出会いによってすべてが変わっていったという恋心が表現されている。
三浦は2002年にCMデビューし、子役時代からドラマや映画で活躍。濱口竜介監督の映画『ドライブ・マイ・カー』でヒロインを務め、第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2019年には新海誠監督の長編アニメーション映画『天気の子』の主題歌に女性ボーカリストとして抜擢され、ミュージシャンとしても活躍している。
「六本木クラス」の挿入歌は全4曲で、初回に THE BEAT GARDEN の「Start Over」や松室政哉の「ゆけ。」が公開。「点灯」は第3話放送終了後に楽曲配信が開始され、ドラマの映像を使用したコラボMVも同時に配信スタートした。
三浦のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
三浦透子
葵の心の奥底に一筋光が差し込む、その瞬間にそっと触れるような声を鳴らせたらという思いで歌いました。強さも弱さも受け止めるやさしい曲を作ってくださったbutajiさん、そして生まれた曲を作品の世界にいちばん寄り添える形で彩りアレンジしてくださった、渡邊琢磨さん。尊敬するお二人と共に作品をつくる機会をいただけたこと、とても嬉しく思います。ドラマと共に愛していただける曲になれば嬉しく思います。