デル・トロ版『ピノッキオ』ダークで幻想的な予告編&ビジュアル公開
映画『シェイプ・オブ・ウォーター』『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロ監督が、イタリア児童文学の名作を映像化するNetflix映画『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』の予告編とキービジュアルが公開され、劇中の主人公ピノッキオの姿が明らかになった。
本作は、おもちゃ職人のゼペットじいさんに作られた、命の宿る操り人形ピノッキオが、この世に居場所を求めて冒険を繰り広げるストップモーション長編アニメ。デル・トロ監督が2011年から企画していた作品で、自ら監督・脚本・製作を務めたまさに渾身の一作となる。
デル・トロ監督が命を吹き込んだピノッキオのビジュアルは、ディズニー作品のイメージとはまた違った、木の温もりが感じられるような仕上がり。ユアン・マクレガーが声を担当するセバスチャン・J・クリケットのナレーションから幕を開ける予告編には、純真な心を持つ何も知らないピノッキオが出会う、新たな仲間たちや数々の大冒険の一端が映し出されており、デル・トロらしいダークで幻想的なシークエンスの数々とエモーショナルな展開が垣間見える。
メジャー大作からアート作品まで、常に自身の作家性を反映してきたデル・トロ監督は、本作について「とにかく演技を大切にした。そして、沈黙や(通常なら)不必要なジェスチャーをアニメーションで描いた。この世界が生きていることが、感じられると思う」と語っており、こだわり抜いたアニメーション表現にも注目だ。
声優陣には、クリケット役のユアンをはじめ豪華俳優が集結。ゼペットじいさん役は『ハリー・ポッター』シリーズのフィルチ役で知られるデヴィッド・ブラッドリーが担当し、ティルダ・スウィントン、クリストフ・ヴァルツ、フィン・ウォルフハード、ケイト・ブランシェット、ロン・パールマンらが参加。ピノッキオ役は新人のグレゴリー・マンが務める。(編集部・入倉功一)
Netflix 映画『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』12月より独占配信開始