『キングダム2』原泰久描き下ろしのネーム、入場者プレゼントに!8月11日より数量限定配布
山崎賢人主演の映画『キングダム2 遥かなる大地へ』(公開中)の入場者プレゼントとして、原作者・原泰久が考案した映画オリジナルストーリー部分のネーム48ページを含む小冊子「キングダム伍巻」が8月11日より配布されることが明らかになった(※山崎賢人の崎はたつさきが正式表記)。
7月15日の初日から8月2日までの19日間で観客動員216万人、興行収入31億円を突破するヒットとなった本作。春秋戦国時代の中国で秦の玉座をめぐる争いから半年後、戦災孤児の主人公・信(山崎)が、亡き幼なじみの漂(吉沢亮)と約束した「天下の大将軍」になる夢をかなえるべく、隣国・魏との「蛇甘(だかん)平原の戦い」で初陣に臨む。前作に続き、原作者の原が共同脚本に名を連ねている。
入場者プレゼントの冊子「キングダム伍巻」は、全80ページ。目玉は、敵に追われた信と羌カイ(清野菜名)が夜通し語り合うシーンや羌カイが尾平(岡山天音)に対し「だってお前はまだ生きているじゃないか!」と叫ぶ場面など、原作者の原が考案した映画オリジナルストーリーのネーム。そのほか前作「王都奪還編」の振り返り、今作の「蛇甘平原」の誕生秘話など、原の超ロングインタビューや山崎、清野、岡山、三浦貴大、濱津隆之ら“伍のメンバー”のインタビュー、原と佐藤信介監督による対談企画など。原作コミックスと同形状の小冊子となっており、全国合計100万名限定で配布される。
原はオリジナルシーンについて「原作で描かれている部分は、漫画で既に感想をもらっているのである程度の担保があるんですが、映画オリジナルの展開はそれがありません。お客さんの反応を得ていないものをそのまま映像化してもらったので、一抹の不安がありました。でも結果的にそこが凄く強いドラマに仕上がっていて、完成したシーンを観て感動しました。面白かったし、今作で一番泣いたところかもしれません。あのシーン以降、羌カイが出るごとに泣きモードに入ってしまいました。信との掛け合いを経て、羌カイの感情が少しずつ変わっていく流れは何度でも観たいですね」と自信を見せている。
前作から続投する佐藤監督は「最初にネームがあると聞いた時、ぜひ見たいと思いました。実際には無いシーンですから、まさに“原作”。原画展等で先生の絵は見ていて、緻密な絵を描かれる印象があったのですが、ネームはまさにパワーだけが描かれていると思いました。パッションだけがそこにある感じです。だから、ページによっては先生のパッションに圧倒されて、見ているだけで体力を消耗してしまうくらいのパワーがありました。先生が何を言いたいのかという事以上に、どういう感情がこみあげてきているのかが凄く伝わってきました。役者やスタッフにも見てもらって、シーンを作り上げました。まさに先生の魂と言いますか、原作の奥にある物を見せてもらったような気持ちです」と、原ならではのオリジナルシーンの魅力に触れている。(編集部・石井百合子)