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「仮面ライダーギーツ」佐藤瑠雅、初オーディションで掴んだ就活生役 佐藤健のアクションにも憧れ

仮面ライダータイクーン・佐藤瑠雅、初オーディションでまさかの体験!「仮面ライダーギーツ」インタビュー » 動画の詳細

 令和仮面ライダーシリーズ第4弾「仮面ライダーギーツ」(9月4日午前9時スタート・テレビ朝日系)で俳優デビューを果たす佐藤瑠雅(21)。個性あふれる仮面ライダーが生き残りをかけて戦う本作で、仮面ライダータイクーンに変身する就活中の大学生・桜井景和を演じる。作品の導入を担う重要な役を務める佐藤は、いかにして日々の撮影に向き合っているのか。出演決定から撮影中のエピソード、作品にかける意気込みを語った。

【動画】タイクーン・佐藤瑠雅、初オーディションでまさかの体験!

■個性で勝負した人生初のオーディション

仮面ライダーカリス&レンゲルが大好き!

 「仮面ライダーギーツ」への出演が決まる以前から、佐藤は子供の頃の夢として「仮面ライダー」を挙げていた。「3歳の頃に夢中になったのが『仮面ライダー剣(ブレイド)』です。トランプがモチーフのライダーで、たくさんオモチャを集めて、お父さんを敵役にして遊んでいました。登場した仮面ライダーの変身ポーズは、今でもほとんど覚えています。中でもハートがモチーフの仮面ライダーカリス、クローバーの仮面ライダーレンゲルがお気に入りで、どちらかといえば正義感溢れる王道のライダーより、少しクセのあるライダーが好きでしたね。そういう意味では、『ギーツ』に登場する仮面ライダーバッファに惹かれています(笑)」

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 まさに仮面ライダーへの憧れを抱いて掴んだ本作への出演だが、佐藤にとっては、オーディション自体が初めての経験だったという。「そもそもオーディション自体がどういう流れで進むのかも知らなかったので、とにかく一度受けてみようと思ったんです」と物怖じせず、何事にもポジティブな一面を覗かせる佐藤だが、オーディション中のある出来事がひとつの転機になった。「オーディションが初めてなら、生で役者さんの芝居を見るのも初めてだったのですが、審査で他の方が芝居をされていて、思わず『すげっ!』と声が出てしまったんです(笑)」。だが、そこでプロデューサーから「君もこれからやるんだよ」と突っ込まれたことで、「演技じゃ絶対に勝てないし、“佐藤瑠雅”として自分のキャラを見せていこう」とすぐに切り替えたという。

 そんな佐藤は、本作の公式Twitterで「天性のコミュニケーション能力ですっかり現場のムードメーカー」と紹介されているが、自身もその性格について「人見知りせず、誰とでも分け隔てなく話ができるタイプです」と述べた。

■楽しかった就活シーンの撮影

桜井景和は就活中の大学生 - (c)2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

 佐藤が演じる桜井景和は、就活中の大学生。「僕は就活の経験がないので、『なるほど、こんな感じなのかぁ』と就活シーンの撮影はとても楽しかったですね」と振り返る。クランクインも日常的な場面で、就活の面接を終えた景和が立ち寄った蕎麦屋での撮影だった。事前に行われたホン読み(※脚本の読み合わせ)を通じて、監督の中澤祥次郎と擦り合わせをし、自分が考える景和のイメージを掴んでいたつもりだったが、初めての撮影現場はさすがに緊張したという。「本番に入る前のテストで内心『やばいなぁ』と思っていたところ、それを見抜いた中澤監督から優しい口調で『硬いよぉ~』と声をかけていただいて、そこで気持ちをリラックスすることができました。まだまだ役を育てている最中ですが、早い時点で自分なりに考えた景和を演じられるようになったと思います」

 劇中では生身のアクションもあり、「景和はリアクションの動きが多く、受け身や転がりがメインですが、吹き替えではなく僕自身が全てやっているので、そこはぜひ注目してもらいたいですね」と胸を張る。アクションについては、映画『るろうに剣心』シリーズで観た佐藤健の姿に憧れており、「いつかああいった激しいアクションをやってみたい。それが今後の目標のひとつとしてありますね」と目を輝かせた。

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■たぬきモチーフの仮面ライダー「最初は『かわいい』と観てもらえたら」

左から3番目が仮面ライダータイクーンのエントリーフォーム (c)2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

 景和が変身する仮面ライダーは、緑のたぬきをモチーフにした仮面ライダータイクーン。モチーフがたぬきと聞いて驚いたという佐藤だが、現場で実際にタイクーンの撮影を見て印象が一変したそうで、「丸い目玉は仮面ライダーらしく、そんな中にタヌキの要素が散りばめられ、スタイリッシュなデザインにまとめられていると思います」と絶賛。「基本、王道のかっこいいヒーローなんですけど、いきなり戦いに駆り出された感じなので、最初は『かわいい』と観てもらえたら嬉しいですね」とタイクーンについてアピールした。

 タイクーンのスーツアクターは、JAE(ジャパンアクションエンタープライズ)のベテラン・永徳。平成~令和ライダーシリーズで数多くのライダーを演じ、前作「仮面ライダーリバイス」ではバイス役を務めた。「変身後も景和であることには変わりないので、永徳さんとは密に擦り合わせをさせていただいています。そこに永徳さんなりのオリジナリティーが加わり、さらにアフレコを経て、タイクーンが完成するのですが、アフレコで映像を観ると、台本に書いてない芝居もあるんです。永徳さんが現場で考えて演じられた芝居を受け取り、『永徳さんはこういう意識で演じてくださったのかな?』と自分もまた考えて声を入れてみるのですが、そういうやりとりを重ねることで魅力が増すと思うし、すごく勉強になりますね」

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 仮面ライダーといえば「変身」も重要な場面のひとつだが、そのポーズには自身のアイデアも入っているという。「アクション監督の藤田慧さんや永徳さんをはじめ、みんなで決めた変身ポーズですが、やっぱり昔から仮面ライダーが大好きなので、自分のアイデアもゴリゴリ入っています」。初めての変身シーンの撮影については「もうサイコーでしたね!」と興奮を隠しきれない様子だった。

 多数の仮面ライダーが生き残りゲームで競い合う「仮面ライダーギーツ」。設定上、レギュラーキャストの若手俳優がしのぎを削り合う環境とも言えそうだが、「みんなそれぞれステキなキャラクターを作るべく、お互いの関係性を構築しながら、役柄に取り組んでいます」と現場の雰囲気を明かすと共に、「これまでにない斬新な作品になると確信しています。それこそアイドルグループの“推し”を決めるではないですけど、多彩で魅力的なライダーがたくさん出てくるので、是非お気に入りのライダーを見つけて、『このライダーが好きだから生き残って!』と応援してほしいですね」とアピールした。(取材・文:トヨタトモヒサ)

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