実写版『ピノキオ』ゼペット役は江原正士 日本版声優に妃海風、吉原光夫、早見沙織が決定
Disney+(ディズニープラス)で配信される実写版『ピノキオ』(2022)の日本語版声優が発表され、トム・ハンクス演じるゼペットの声を江原正士、ブルー・フェアリー役を妃海風、コーチマン役を吉原光夫、そして、新キャラクターのファビアナ役を早見沙織が担当することが明らかになった。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのロバート・ゼメキス監督が、名曲「星に願いを(When You Wish Upon a Star)」と共に愛されるディズニーの名作アニメを実写映画化した本作。本物の人間の子供になることを願う、魔法で命を授かった木彫りの人形・ピノキオの冒険が描かれ、日本版では、ピノキオの声を川原瑛都、ジミニー・クリケットの声を山本耕史が担当する。
そのほか日本語版キャストとして、ピノキオが自分の息子になってほしいと願うおじいさんゼペットの声を、ゼメキス監督の名作『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)など、さまざまな作品でトム・ハンクスを吹き替えてきた江原が担当。『ピノキオ』とも縁があり、江原は「えっ、トム・ハンクスがゼペットじいさん? と驚きました。かつてピノキオの中に出てくるコオロギのジミニー・クリケット役を吹き替えさせて頂いたことがあるので、再びこの名作に関われてなおさら嬉しいです!」と喜びを語っている。
ピノキオに魔法をかけて命を授け、名曲「星に願いを」も披露するブルー・フェアリーの声を担当するのは、元宝塚歌劇団の妃海風。吹替初挑戦となる妃海は、この機会が自身の夢であったことを告白。「本当に夢が叶った……と、驚きと喜びに震えました。昔から『ディズニーの吹き替えがしたい!』と、綺麗な星が出ている夜には星に願いをかけていました! ですので、ディズニー作品の吹き替え、しかもブルー・フェアリー役で『星に願いを』を歌わせて頂けると決まった時は、本当に嬉しかったです」とコメントしている。
また、ピノキオを遊園地プレジャー・アイランドに連れて行き、ロバに変えて売りとばそうとするコーチマン役を務めるのは吉原光夫。本作では、実写映画『美女と野獣』(2017)でガストン役を務めたルーク・エヴァンスがコーチマンを演じており、吉原も『美女と野獣』に続いて吹き替えを担当。「正直、コーチマン役と聞いてピンとは来なかったのですが、ルーク・エヴァンスがこの役を演じていると知り、『おっ! 挑戦してみたい!』と思いました!」とオファーを振り返る。
そして、人気声優の早見沙織が担当する新キャラクターのファビアナは、ピノキオが囚われてしまうストロンボリの人形ショーで働く若い女性の操り人形師で、ピノキオの味方として手を貸すことに。本作への参加について早見は「子供の頃から当たり前のように名前を知っている『ピノキオ』に、まさか吹き替えで参加できるなんて思ってもみなかったので、驚きと感動に包まれました」とコメントしている。
英語版では、ジミニー・クリケット役をジョセフ・ゴードン=レヴィット、ピノキオ役をベンジャミン・エバン・アインワースが担当。9月8日(16:00)からDisney+(ディズニープラス)で日米同時配信開始となる。(編集部・入倉功一)