生田絵梨花、月9ドラマ初レギュラーで吉沢亮と初共演
女優の生田絵梨花が、10月にスタートする、吉沢亮主演のフジテレビ系ドラマ「PICU 小児集中治療室」(毎週月曜よる9時~9時54分)に出演することが明らかになった。生田にとって、月9ドラマ初レギュラーとなり「身が引き締まる思いです」とコメントを寄せている。
PICUとは、15歳以下の子供を対象にした、小児専門の集中治療室(Pediatric Intensive Care Unit)の略称。本作は、その広大さから「大規模なPICUの運営は極めて困難」とされる北海道を舞台に、駆け出しの小児科医・志子田武四郎(しこた・たけしろう/吉沢亮)が、PICU科長・植野元(うえの・はじめ/安田顕)ら先輩医師と共に、どんな子供も受け入れられるPICUの運営と、医療用ジェット機の運用を実現するために奔走する姿を描く。
生田が演じるのは、武四郎の幼なじみで、実家が経営する旅行バス会社でバスガイドを務める涌井桃子(わくい・ももこ)。親しみやすく明るい性格の女性で、同じ会社で働く武四郎の母・南とは大の仲良し。武四郎とも家族のように仲が良いが、実は武四郎は、子供のころから彼女に思いを寄せており、告白のチャンスを逃し続けている。当の桃子は武四郎の恋愛感情には気づいていない様子。武四郎と兄弟のように育った矢野悠太(やの・ゆうた)と南と共に、ある重要なストーリーに関わっていく。
「イチケイのカラス」など、幾度か月9ドラマにゲスト出演している生田だが、レギュラーキャストとしての出演は初となる。また、吉沢とも初共演となり「多くの作品を通じていろいろな表情や感情の層をお持ちの方だと思っていたので、今回この作品でご一緒できるのがとてもうれしいです。まだ緊張していますが、同じ時間を共有する中で幼なじみとしての関係性を築いていけたらと思います」と語っている。
自身の役どころについては「桃子の境遇には初挑戦のことがあるので、もしそうなったらという事に頭を巡らせる日々です」とコメント。「仲間として、女性として、人の温もりや愛しさにしっかり触れながら、桃子の信念を育てていきたいです」と意気込む。
ドラマをプロデュースする金城綾香(フジテレビドラマ・映画制作センター)は「今回のキャスティングは、全て“吉沢亮さんのお隣に立った時にどう見えるか”というポイントを大切にしてきました」と証言。そのうえで、生田について「可憐(かれん)で愛くるしい一面と同時に、実は芯の強さをお持ちの方だと思っています。武四郎が片想(おも)いする桃子は、ただ可愛いとか、ただ優しいという女性ではありません。本人が強い訳ではないけれど、誰かを守ることができる人だと思っています。生田さんなら、そんな桃子を魅力的に演じていただけると思っています」と期待をかける。
脚本を手がけるのは「アライブ がん専門医のカルテ」(2020)で第9回市川森一脚本賞を受賞した倉光泰子。演出は「監察医 朝顔」シリーズの平野眞が務める。(編集部・入倉功一)