のん「ギョギョギョ!」さかなクンのハコフグ帽プレゼントに大喜び!
のんが3日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『さかなのこ』公開記念舞台あいさつに出席、原作者で映画に出演もしている、さかなクンからハコフグの帽子をプレゼントされ、感激の表情を見せた。この日は共演者の磯村勇斗、岡山天音、井川遥、そして沖田修一監督も登壇した。
のんが「ギョギョギョ!」『さかなのこ』舞台あいさつ【フォトギャラリー】
魚類学者でタレントのさかなクンが、自身の半生をつづった著書を映画化した本作は、少年のころから魚が大好きな主人公・ミー坊(のん)が、さまざまな出会いを経て、好きなことを究めようとまい進していくさまを描くハートフルストーリー。上映後のステージに登壇したのんは「(衣装は)おさかなを意識してきました」と笑顔。そのほかの登壇者たちも、それぞれが魚をイメージした衣装で登壇した。
原作者のさかなクンは、自身の半生をベースにした映画の公開に「感激しております。沖田監督さまからお話を頂戴しましたのがギョ年前で。ギョ年の歳月は本当に早いなと。本当にうれしく思っています」と喜びを全身で表現。そんなさかなクンを演じたのんは、「お話をいただいた時に、さかなクンって老若男女のヒーローだし、この映画のミー坊もめちゃくちゃヒーローでカッコいいなと思ったんです」と振り返る。「好きを追い求めて、好きだからという理由で動くというその原動力にすごくシンパシーを感じて。わたしも好き、やりたいという力をもとに頑張っているので、一方的に同志のような気持ちです」
そんな本作には、さかなクンの周囲の人々からも称賛の声が届いているといい「みんなめちゃくちゃ感動していて。映画になってすギョいことだねと言ってくれました」と明かしたさかなクンは、「友だちは今でもミー坊と呼んでくれるので、ミー坊すげえじゃんって、夢か幻か……あ、本当だ! という感じで。今でも夢のような気持ちで、フワフワしています」と喜びを爆発させていた。
また、「それぞれの推しキャラは?」という質問に、のんは「考えてみたんですけど、本当に難しくて。だからズルしちゃうんですけど、箱推しで。全員推しです」と返答。「撮影も毎日が楽しくて。キャストが決まった時も、めっちゃ幸せじゃんと思ったんです。映画を観終わった時も、全シーンが幸せだったなと思ったので、わたしは箱推しにします」と笑顔を見せると、さかなクンも「わたくしもハコフグ……ではなく箱推しですね。全ての皆さんがすギョいキャラクターで。魚の多様性と同じですね」と返していた。
そんなさかなクンは、トレードマークであるハコフグ帽を、のんにプレゼント。「映画の(撮影の)中盤くらいからずっと、ハコフグちゃんを受け継いでくださいという気持ちになっていました」というさかなクンは、帽子をかぶったのんに、「ミー坊が帰ってきました! お帰りなさい!」と大喜び。のんに「本当にうれしいです。ありがとうございます。いつでもかぶっていいんですか? さかなクンの知らないところでもかぶってもいいんですか?」とお願いされ、「いつでもバンバンお願いします!」と返すさかなクンだった。
さらにさかなクンは、当日仕上げたばかりだという、それぞれの登壇者たちをイメージした魚のイラストもプレゼント。さかなクンのイメージでは、のんはイットウダイ、井川はマンボウ、磯村はクエ、岡山はブリモドキ、そして沖田監督はショウキハゼとのことで、そのイラストを手にした登壇者たちも一様に感激の表情。そんななか、最後のメッセージを求められたのんは、「観た人全員が幸せを感じる映画だと思います。みんな好きを持っていると思うので、ミー坊を見て、自分の好きを大事にしてください。あなたの映画になりますように。ギョギョギョ!」とメッセージを送った。(取材・文:壬生智裕)
映画『さかなのこ』は全国公開中